トーマス・フラー
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愛とかゆみと咳だけは、どんなことをしたって、隠し通すことのできないものである。
我々は友人無しでも生きていけるが、隣人無しでは生きていけない。
1
金は世界に君臨する神である。
私たちは泣きながら生まれ、不平を言いながら生き、落胆のうちに死ぬ。
人間は逆境には堪えることができる。ただし、軽蔑に堪えることは出来ない。
3
最後の一滴は器をあふれさせる一滴だ。
徳行は魂の美である。
書物は友人と同様、数少なくあるべきであり、そしてよく選択されるべきである。
習慣は、賢者たちのペットであり、愚者たちのアイドルである。
なんでもやれる人に秀でたる人はいない。
何事も最初は難しく、やがてやさしくなる。
妻は絶えず夫に服従することによって彼を支配する。
人生において大切なのは、はるか遠くにあるものばかり見ているのではなく、目の前にはっきりあるものから成し遂げていくことだ。
病気になるまで健康の価値は分からない。
行動は知識の適切なる果実である。
逃げるのを恐れた臆病者を、人は勇者とみなした。
4
貸すくらいなら一シリング与えよ。さもないと二シリング半を失う。
称讃は無知の娘である。
怒りを覚えているときは、何もしてはいけない。それは嵐の海に、漕ぎだすようなものである。
今日という日は、昨日の弟子である。
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