トーマス・フラー
1
下手な言い訳は、黙っているより悪い。
親しくなればなるほど危険が増す。
人生において大切なのは、はるか遠くにあるものばかり見ているのではなく、目の前にはっきりあるものから成し遂げていくことだ。
0
息子は妻をめとるまでは息子である。しかし娘は一生涯娘である。
足のつまずきは、やがて癒えるかもしれないが、舌のつまずきは、時を経て償えるといものではない。
怒りを覚えているときは、何もしてはいけない。それは嵐の海に、漕ぎだすようなものである。
われわれは泣き叫びながら生まれ、苦しみながら生き、失望して死ぬ。
2
失敗のうちで最大のものは失敗を何一つ自覚しないことである。
失敗ばかり気にする人は、失敗しか求めることができない。
自分の知っていることをすべて妻に話したがる人は、わずかしか知らない男だ。
小さな漏口が大きな船を沈める。
節約は化金石。
愛とかゆみと咳だけは、どんなことをしたって、隠し通すことのできないものである。
我々は友人無しでも生きていけるが、隣人無しでは生きていけない。
金は世界に君臨する神である。
私たちは泣きながら生まれ、不平を言いながら生き、落胆のうちに死ぬ。
最後の一滴は器をあふれさせる一滴だ。
徳行は魂の美である。
書物は友人と同様、数少なくあるべきであり、そしてよく選択されるべきである。
なんでもやれる人に秀でたる人はいない。
トーマス・フラーのすべての名言