トーマス・フラー
1
怒りを覚えているときは、何もしてはいけない。それは嵐の海に、漕ぎだすようなものである。
0
われわれは泣き叫びながら生まれ、苦しみながら生き、失望して死ぬ。
2
勇敢な行為は、決して勝利を欲しない。
男は火であり、女は麻布である。悪魔がやって来て彼らを燃え上がらせる。
3
下手な言い訳は、黙っているより悪い。
世界は、登るものと下りるものの一つの梯子である。
節約は化金石。
最初の呼吸が死の始めである。
息子は妻をめとるまでは息子である。しかし娘は一生涯娘である。
どこにでもいる人は、いないのと同じだ。
自分の知っていることをすべて妻に話したがる人は、わずかしか知らない男だ。
激怒しているときには何もするな。嵐の海に漕ぎ出すようなものだ。
仕事とは、人生に味をつける塩である。
愛とかゆみと咳だけは、どんなことをしたって、隠し通すことのできないものである。
頭脳は過去の記録の博物館でもなければ、現在のがらくた置き場でもない。将来の問題についての研究所なのだ。
愚者が流行をつくり、賢者がそれを着る。
今日の卵を得るよりも明日の鶏を得るほうがよい。
私たちは泣きながら生まれ、不平を言いながら生き、落胆のうちに死ぬ。
最上の金属は鉄、最上の植物は小麦、最悪の動物は人間である。
盗人は縛り首にされることを悲しむが、盗人であることを悲しまない。
トーマス・フラーのすべての名言