キルケゴール
3
自らの挫折の中に信仰を持つ者は、自らの勝利を見出す。
1
絶望である事を知らない絶望。言いかえれば、人が自己を、しかも永遠的な自己を持っているという事についての絶望的な無知。
0
絶望は死にいたる病。
絶望とは死にいたる病である。自己の内なるこの病は、永遠に死ぬことであり、死ぬべくして死ねないことである。それは死を死ぬことである。
しばらく二人で黙っているといい。その沈黙に耐えられる関係かどうか。
2
人は何を愛すかという問題に対して人がなし得る唯一の答えは、人は愛されるにふさわしいものを愛す、ということである。
望みを絶つのは死を意味する。大きな望みを持つ者は必ず勝つ。
罪は消極的なものでなく、積極的なものである。
たまたま私の身に起こることが私を偉大にするのではなく、私の行うことが、私を偉大にする。
裏切り者の中で最も危険な裏切り者は何かといえば、すべての人間が己自身の内部に隠しているところのものである。
心の純粋さとは、ひとつのものを望むことである。
子供は眠っているときが一ばん美しい。
私に欠けているのは、私は何をなすべきかということについて、決心がつかないでいることだ。
だまされる者はだまされない者よりも賢く、だます者はだまさない者よりもよい。
祈りは神を変えず、祈る者を変える。
すべてか、しからずば無。
人生の初期において最大の危険は、リスクを犯さないことにある。
自己を失うというこの最大の危機が、世間ではまるでなにごともないかのように静かに行なわれる。
私は二つの顔を持つ双面神だ。一面の顔で笑い、他面の顔で泣く。
愛はすべてを信じ、しかも欺かれない。愛はすべてを望み、しかも決して滅びない。愛は自己の利益を求めない。
キルケゴールのすべての名言