記者が警察のところに行って、なにかありますか?と漠然と聞いても何も答えてくれません。情報収集を行い、それをもとに自分の読みを立ててから質問すれば、警察もこちらに一目置くようになります。仮説を持って取材に行くから、相手との信頼関係が生まれるのです。それはビジネスなどの営業活動でも同じでしょう。いい結果を生むのは相手との良好な信頼関係です。相手から信用を得るには、入手できる情報から、自分なりの仮説を立てることが重要なのではないでしょうか。
池上彰
池上彰のその他の名言
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記者が自由に書いていると思われがちな新聞記事でも、ある一定のパターンがあります。5W1Hを抑え、そこに固有名詞を当てはめれば、いちおうの記事にはなります。
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情報を集めるだけでは、あまり価値がない。その集めたものをどう扱うか、どう発信するか。きっと、情報だけでなく、モノでもそう。
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「週刊こどもニュース」を担当したとき、収録前のリハーサルでは子供たちの思わぬ質問によって、気づかされることがたくさんありました。
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感情を揺るがす情報、不安がらせる情報が氾濫しています。それで誰かが何をしてくれるか、って期待ばかりしても、どうしようもない。この情報は何を意味するか、そういうことから考えることが大切。
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悪口や陰口は、当然ビジネスをする上でも気を付けるべきことです。ビジネスマンは、少なくとも顧客の前ではよその会社の悪口や噂話を絶対に言ってはいけません。
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企画をプレゼンテーションするときや職場で朝礼のスピーチをするときなどに、集まっている人を惹きつけるにはどうしたらよいでしょうか。その方法の一つは「具体的な話から始める」ことです。