20代は失敗を繰り返してもかまわないので、少しずつ「これが得意かも」という武器を見つけ、30代はそれを育てていく。そうやって自分の「コアになる強み」を仕込んでいく時期だと思います。「自分はこれならできる」ということが通用するようになるのは40代。また40代は、チームの責任者としてチームのメンバーを活躍させることも必要になってきます。それぞれの年齢によって期待されることも役割も違ってくるのです。私は20代が一番苦しいと思います。でも、若いときに、自分には何ができるのかと、試しては失敗することを繰り返すことが大切です。失敗しても諦めずに続けていくことで、未来は切り開けていくのだと思います。
坂東眞理子
坂東眞理子のその他の名言
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コアになる強みというと、ひとつに絞るものと捉えがちですが、ひとつに限定しなくてもいいわけですし、3つ持っていれば心強いですよね。どんな状況におかれたとしても、どれかひとつのコアを活かせればいい。
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異なる世界や専門領域を複数持っていることが自分らしさであり、ユニークな強みになる。創造的な仕事や柔軟な働き方が求められる現代こそ、こうした考え方がより重要になっているのは間違いありません。
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いい人材を育てるには、3つの「き」が必要。まず「期待する」。それから「機会を与える」。そして「鍛える」。人というのは、期待されて、機会を与えられて、鍛えられることで育っていく。
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スピーチを上達させるには、スピーチを聞くことが大切なように、文章を上達させるには文章を読むことです。本や新聞を読み、知らない言葉があれば意味を調べ、できればメモをする習慣をつけたいものです。