桜井章一
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節操はないほうがいい。
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「運」は見えない。ゆえに感じなければならない。
世の中には、あえてリスクという「懐」に飛び込むことで得られるものがある。
「諦め上手」は人生の可能性を切り開く。
ツキとか運が「欲しい」というときは、大抵は欲からだろう。でも、ツキとか運っていうのは、欲で取るもんじゃないんだ。じゃ、どうしたら掴むことができるのか?考えて手にはいるもんじゃない。むしろ、どこにでも漂っていて、ある瞬間、ペタッと人間にくっつくようなものだ。感じる力がないと逃がしてしまうんだな。なんにも気づかないまま。
勝負は、美味しく味わうものである。
本番も常の内に収めよ。
基本の1歩ですら、極めることは難しい。
自分に降りかかってきた困難や課題に対しては、あえて飛び込む覚悟を持つことで、活路を見いだせることもあるはず。
勝ったり儲けたりしても、精神の幸せにつながるとはかぎらない。私は人生の成功者と言われる人たちから相談を受けることがあるが、見た目の華やかさと違って、内実はボロボロであることも多い。彼らの悩みを聞いていると、勝ったことが不運だったのではないかとさえ思えてくる。
ちょっとした調子の乱れは、30分で回復する。
勝負は強いから勝つのではない。99%の人は自滅することで結果として相手を勝たせてしまうのだ。
2
いい男の器は自由に大きさが変わる。
それは人として心から尊敬する人がやっていた会社だった。この人のそばで何かできればいいなと思っていたときに、「うちでやってみるか?」と声をかけられたのだ。その会社の業務や仕事に関心があったわけでなく、あくまでその社長と一緒に働けるという喜びだけがそこにあった。そこで私は給料はもらわずに仕事に純粋に向き合おうと考えた。
軽い嘘が習慣になると、大きな嘘をつくようになる。
本当の勝負に、「守り」は存在しない。
私にとって運は、勝利や利益をもたらしてくれるものではない。運とは、絶体絶命のピンチに陥ったときに何気なく助けてくれるもの。つまり負けから救ってくれるのが運である。
硬直した思考からは、硬直したもろい心しか生まれない。
男は一歩外に出れば、七人の敵があるというじゃねえか。てことは、一日七個は自分にとってイヤだなと思えることが起こる。そこを逃げずに勝負してみろよ。そうすれば強くなれるに決まってる。
5
会社や肩書きから離れた場を自分の中に設けるようにしてもらいたい。それが自分を一歩引いた立場から眺め、心のバランスを取ることにつながるはず。
桜井章一のすべての名言