桜井章一
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私の中の「軸」の一つは、「勝ち負けの結果だけではなく、いい勝負がしたい」という想いです。その軸があったからこそ、ヤクザに「負けろ」と脅されるような修羅場に陥っても、どこか自分を客観視することができ、冷静に勝負ができたのだと思います。
定まったものを追求するのが知識であり、定まらないものをつかむのが智恵である。
運というものは、誰かの中に眠っているものではない。環境や人間関係によって刻々と変化して、近づいたり離れたりする。
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仕事に楽しさを求めると辛くなる。相互感があればそれで十分だ。
遠くにあるものばかり望んで君は身近にある大切なものを失っているぜ。
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「人ごと」を「自分ごと」としてとらえる。
人間だから、不安を完全になくすのは無理だろう。しかし、危ない状況を自ら楽しむ意識があれば、不安はうんと小さくなる。
誇りはいつでもはたけるホコリである。
勝負をすべて「勝ち」と「負け」の両極だけで考えるとどうなるか。負けが見えた瞬間、自暴自棄になってあきらめてしまいます。これでは勝てる勝負も勝てなくなる。
「失敗」イコール、「負け」ではない。
悪い状況を改善するには、ウソやごまかしをやめることである。
自分との約束を守れるかだ。朝5時に起きると、自分に約束したら起きる。日常生活で、何かを決めたら死守するという闘いだよ。
ルールの裏をかく技は、弱さから生まれる。
情報や知識は、どんどん捨てていったほうがいいのです。
不安の強い人は自分を守ろうとしていろいろなものを身につけ、自らを重くしてしまう。重い荷物を抱えている人に運は味方しない。
何かを得れば、裏側で必ず何かを失っている。
自分で限界をつくることは、可能性を捨てることである。
世間にはいろいろな人がいます。要領の悪い人、人を騙す人……。けれど、彼らからも学ぶ部分はあります。なぜ彼は効率が悪いのか。嘘をつく人にはどんな特徴があるのか。そう考えれば、いろいろな人がいたほうがラッキーだと思いませんか。
失敗した時にどういう態度をとるかが、失敗を起こした後の一番の勝負どころになるのです。
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「だいたい」こそ、対象を明確につかめる感覚である。
桜井章一のすべての名言