テレビはいわば、最大公約数の仕事なんです。視聴率を上げるために、子どもからお年寄りまで、誰もが楽しめるものをつくる。だからいつも大衆を見ているんですよね。そんな仕事をする傍らで、劇団への憧れがあった。つかこうへいさんや野田秀樹さんといった方々の舞台ですね。本当に好きな人がわざわざ時間を割いて、お金を払って見に来てくれる。本当に人が熱狂するものをつくりたいと思っていました。
秋元康
秋元康のその他の名言
-
何でも「わかります!」「得意です!」という人間ほど当てにならないものはない。売れる企画を生み出すためには、自分の得意分野をもつと同時に、負の要素を持っていた方がいいと思うのだ。
-
仕事を依頼された時、僕はいつも「この人はなぜ自分に頼んだのだろう?」と考えるんです。他の誰かではなく僕ができることは何だろう...と、自分に問いかける。言い換えると、「自分だけの「武器」とは何か」と。
-
忘れまいとしてメモには取らない方がいい。なぜなら「忘れる」というフィルターがかかる事によって、重要性のないものがどんどんこぼれ落ちていくからだ。忘れてしまう事は、「記憶」に値しない。
-
必ずしもみんながやらないことをやっているわけではないんですが、外の風景よりも自分が見たい風景の方に進むってことでしょうか。
-
まずは先輩の台本をもらって、それを参考にしながら書いた。「テレビの台本はこう書くのか」「コンサートの演出はこうやるのか」と書きながら学んでいった。
-
企画というと、白紙の状態からウンウン唸るような感じがするが、そうではなくて、自分が面白いと思った事を思い出す、あるいは「記憶」に引っかかっていた事を拾い上げるという行為なのである。