秋元康
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大事なのは、自分にとって何が幸せなのか、どうすればドキドキできるのかを、しっかり理解しておくことです。
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私は50歳を過ぎて人気アイドルグループAKB48の曲の作詞をしていますが、女子学生に対して取材など全くしておりません。私が女子学生に話を聞いて作詞してしまうと、普遍的に理解できない曲ができてしまうのです。私は、誰もが受け入れられる言葉の中から面白いと感じたものを使います。
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アイデアとは、その人の日常のモノの見方を反映する。
結局ニューヨークには1年半くらいいたんですが、1年くらい過ぎてだんだん望郷の念もあったりして、「俺は何やってるんだろう」と思ったんですね。僕は31丁目にあるコンドミニアムに住んでいたんですが、その部屋の下にイーストリバーが流れていて、それを眺めながら「この川をずっといくと海に繋がって、その海は日本に繋がってるんだろうな」とか、ぼんやり考えていたんですよ。
いいことがありますように…」じゃないよ。待ってちゃだめだ。探すんだ。
僕は今、スターになっている人を20人くらい、オーディションで落としたり、プロデュースを断ったり、クリエイターとして興味を持てませんでした。僕の目は節穴です。いや、みんな節穴なんです。きっと、自分の能力、努力をわかってくれる人がいると思えばいいんです。
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テレビの影響力は確かに大きいのですが、常に新しい情報を発信しているため、情報が古くなると注目されなくなります。だから長続きしない。ところがAKB48のように、ひとつの劇場からスタートすると、ファンはそこに通うのが習慣になります。コアなファンは裏切らないから人気も長続きするんです。
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僕はこれまで成功を手にした人にたくさん出会ってきました。この人たちは何が違うかというと簡単です。「行動を起こしている」ということです。成功できなかった人は必ず後からついてくる。「自分も同じ事を考えていた」と言って。実行に移す人は案外少ないんですよ。
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幸運をつかむには、方法も、法則も、テクニックもない。あるとすれば、ただひとつだけ。自分は運がいいと思うこと。
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お客さんを重視すると言っても、迎合するわけではありません。送り手と受け手の間に成立している予定調和を壊すようにします。予定調和は、それだけで受け手の興味が薄らぎますから。
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奇跡とはそんなに大げさなことじゃなくて、「電話をかけようと思ったらかかってきた」とか、「全然会うはずのないパーティーでばったり会った」とか、何か引き寄せられてないとダメなんじゃないかということなんですね。
人を説得するということは人をだますことではない。自分だったらどうするかということを、相手の立場に立って考えることである。
僕は目の前にあるものは何も見ません。現在の流行とは1、2年の遅れを経てここに形になっているため、今から同じ事業を展開しようと思っても絶対に間に合わないのです。
たくさんの仕事をしているからこそ、そこに自分の潮流のようなものができます。
なぜ、嫌いなものは嫌いだと言えないのだろう。
コアなファンを獲得するためには、どうすればいいか。最近、コンテンツ業界の会議に出ると、「刺さっているか、刺さってないか」が重要だと発言しています。昭和のころと違って、大衆はたくさんの選択肢の中から好きなものを選んでいます。数ある選択肢の中から「これじゃなきゃダメだ」と言ってもらうためには、その内容が相手に「刺さっている」ことが決め手になります。
時間に追われている人は人生を楽しめない。無駄な時間の中にこそ、宝物は埋まっているのです。
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大切なことはやる気を起こさせたり、落ち込みをなくすことではなく、止まっている気持ちを動かすこと。
インターネットで公開されている情報よりも、みんなが情報だと思ってないことに気づくことのほうが、じつは情報としての価値は高いということである。
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経産省とクールジャパンとして、いろいろ海外に向かおうとしているところです。日本のコンテンツ力を見せつけたいですね。
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