小池龍之介の名言
元浄土真宗僧侶
小池龍之介の名言。全67個。
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怒りは、心理学で言う二次感情であることがほとんどです。プライドが傷ついたり、不安であったりという、認めたくない一次感情を隠すために現われるものなのです。
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安らかな状態が継続的に維持できれば、「何々があったら幸福」ということではなく、何をやっていても幸福でいられると思います。
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煩悩により「いい人」ぶって偽善者の仮面を被るのは、自分の心に害を及ぼすものです。自分の本心とは違う言動をすると、ふたつの矛盾した思考が無意識的に衝突し合います。これは多大なストレスの発生源となります。
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欲望や怒りそのものを乗り越えるためにはまず、「自分が」「自分の」「自分に」「自分を」という自我を乗り越える必要があります。
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もらっている給料には、上司の価値観に自分を合わせて、上司に従う忍耐料が含まれていると考えてはいかがでしょうか。そうすれば、気休め程度かもしれませんが、自然とストレスに耐えやすくなるでしょう。
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「業」をためない、ムダな怒りの感情に支配されないためには、なにごとも「受け流す技術」を手に入れること。いちいち感情を起動させず、ほったらかす。
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これはどんな悩みについても共通して言えることですが、自分のストレスの出どころを正確に把握して腑に落としておけば、なんとなくイライラするよりも気持ちの整理がつきます。
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部下の「ここができていない」「ここが足りない」というところに目を向けるのではなく、部下の特性が活かせる仕事を与えたり、自分が足りないところを素直に補ってもらったりする。それが優秀な上司でしょう。
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ブッダは自分の心を「城」にたとえ、堅固に守りなさいと説いています。出来事それ自体が悪なのではなく、それに対して過剰に反応する感情が悪魔となって城に攻めてくるのです。
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仏教で言う「慈悲」とは他者の苦しみに共感するということです。感情的に自分も涙するというのではなく、心を静めて相手の苦しみ、痛みにそっと手を当てて、苦しいんだねと理解し、受容することです。