高倉健の名言

籍が入ったとか入らないとか、子供を持ったとか持たないとか、そんなことよりも、悔いのない人に出会えたという記憶があるかないか、僕はそっちのほうがとっても大事だと思いますね。

何をやったかではなく、何のためにそれをやったかである。今それが大切に思えてきている。

人間が人間のことを想う、これ以上に美しいものはない。

やっぱり出会う人でしょうね、一番大事なのは。どういう人に人生で出会うか。そこで決まるんじゃないですかね。やっぱり、いい人に出会うと、いろんなものをもらいますよね。

僕の中に法律があるとしたらおふくろだよね。「恥ずかしいことしなさんなよ、あんた」って、いつもそればっかりですよね。

人間は難しいもので、愛し合っていても別れなければならないことがある。

おなごちゅうのは弱いもんなんじゃ。咲いた花のごと、弱いもんなんじゃ。男が守ってやらないけん。大事にしちゃらんといけん。

俳優になろうと思ったのはお金がほしかったからです。恋をした人がいて、その人と暮らすためにお金が必要でした。

人生ってそれだけって気がします。泣いたり、笑ったり、憤ったり、感動したり、すべてが出会いから起きていますよね。

人間にとっていちばん寂しいのは、何を見ても、何を食べても、何の感動もしないこと。感動をしなくなったら、人間おしまいだと思うんですね。こんな淋しいことはないと思います。

いい風に吹かれたいですよ。きつい風ばかりに吹かれていると、人に優しくなれないんです。待っていてもいい風は吹いてきません。旅をしないと。

人に裏切られたことなどない。自分が誤解していただけだ。

人が心に想うことは、誰も止めることはできない。

人生で大事なものはたったひとつ。心です。

拍手されるより、拍手する方がずっと心が豊かになる。

人生っていうのは、人と人の出会い。一生の間にどんな人と出会えるかで、人生は決まるんじゃないですか。

自分がここで死ぬんだというところを早く見つけたい。

僕はあなたに褒められたくて、ただ、それだけで、三十数年駆け続けてこれました。

本当に嬉しい、もしくは悲しいと感じたとき、人は「嬉しい」とか「悲しい」なんて言葉を口にするでしょうか。僕はしないと思う。

問題になっていることに沈黙するようになったとき、我々の命は終わりに向かい始める。

オレのギャラが1本60万円だけど、チエミは1本250万円なんだよ。男としてさえないから、頑張りたいんだよ。

待っていてもいい風は吹いてきません。旅をしないと…。

自分、不器用ですから。

スタッフや共演の方たちが寒い思いをしているのに、自分だけ、のんびりと火にあたっているわけにはいかない。

愛情の反対は無関心。関心があるということは愛情があるということ。

何色でもできますっていうカメレオンは、真の役者にはなれないんだよね。

一番大事な自分より、大事に思える人がいる。不思議ですね、人間って。

肉親の葬式は誰も行ってません。自分の都合で撮影は絶対に止めたくないから。

企画書を書く時間ももったいない。企画書は、議論のためのたたき台でしかない。「あのデータがほしい」「もっときれいに見せたい」と努力する余裕があるなら、不完全でもいいから外に出すべきだ。

気持ちは映らないっていうけど、でもやっぱり映るんですよ。どこかそういうのがあるんだよ。それがないやつはきっと、ちょっときらっと光らないんだよね。

１日も早く、あなたにとって大切な人のところへ帰ってあげて下さい。

役に生き方を教わる…。一番教わってるのは俺かもしれない。

映画は国境を越え言葉を越えて、「生きる悲しみ」を希望や勇気に変えることができる力を秘めている。

もちろん、学生時代の学問、そしてこの世界に入って演じた役柄とかから学んだことも多いですけど、大きな影響を受けたのはやはり人です。

すべて…私の不徳のいたすところです。

こんな寂しいことはないと思います。

大上段に振りかぶって大声を出す映画に本当の力はない。

台本は人に見せるもんじゃない。

同じことを何度も演じろといわれても、できない。

70キロは絶対に超さない。危ないから。