オーイ、空は青いか、海は広いか、夢はあるか、友はいるか、誰かに恋してるか、ポケットの中の金で満足か、そーか、じゃあ、さっさと死ね。

仕事ができて、家庭でもいい父親なんてことはありえないよ。

どうせ死ぬんだから、ということ。人間は生まれて、ご飯食べて、う●こして、子ども作って、死ぬ。どれだけ考えたり、動けるか。社会的に迷惑をかけずに、スレスレで生きることを、無限に考えた方がいい。

将来はさ、将来はみんな不安なんだよ。でもそれをあえて出さないほうが、男としては、かっこいいと思わない？

人間のやることは不思議で、不条理なのだ。俺だって、アフリカで何万人もの人が飢え死にしているっていうのに、映画なんか撮っている。

いやー参ったよ、まったく。おネェちゃんがやらしてくんないんだもん。

へりくだった心をもって互いに相手を自分より優れた者としなさい。

俺ほどマザコンいないんじゃないかな、さみしくなるよなぁ。

いい漫才をしているときは、何をしゃべったか憶えてなかった。いい映画を撮っているときは、神経がピリピリしてくる。いい絵を描いているときは、よだれが垂れる。集中しているかどうかってことなんだろうが、では、どういうときに集中するかっていうと、これがよくわからない。自分でコントロールできるものではないようだ。わかるのは、集中しているときは、脳みそを全部使っている感じがするってことだ。

どうせ死ぬんだから、せめて生きている間は楽をしよう、という考えは僕の場合逆でさ、どうせ死ぬとき楽になるんだから生きている間はとことん辛く生きよう、というのが僕の考え。

生きる事に理由をつけるのは構わない。あそこの蕎麦が食いたいとか、来週のドラマの続きを見たいとかでも、死ぬことに理由をつけちゃいけねぇんだ。

いろんな仕事をやろうと思ったら、やっぱり基本がなきゃダメなことは多い。

おいら、上に立つ人間っていうのは完全に孤独じゃなきゃいけないって思う。

人生に幸せを求めること自体勘違いなんだよ。世間じゃよくどうせ死ぬんだから楽しく生きようなんていうけどオイラは逆でどうせ後で死んで身軽になるんだから生きてるうちはにヒドイ目に会おう辛く生きようと思ってる。幸せになろうなんて考えてないね。

我々みたいのが天才のふりをするためには、捨てなきゃいけないものが一杯あるんだよね。

オレはまだまだ変わっていくよ。ドキドキしたいからね、自分に。

早く黒澤さんに次ぐ人が出てこなければ、日本の映画界も情けなくなっちゃう。オイラの夢は、世界に通用する映画監督になることだね。

作風が固まってしまったら、あえて捨てなきゃいけないかなと思う。安定した成功なんて、この歳になったら当たり前のことなのだ。「今度の映画も面白かったね」なんていわれても、そう無邪気には喜べない。やっぱり、誰も撮ったことのない映画をつくりたい。

よく「被災地にも笑いを」なんて言うヤツがいるけれど、今まさに苦しみの渦中にある人を笑いで励まそうなんてのは、戯れ言でしかない。しっかりメシが食えて、安らかに眠れる場所があって、人間は初めて心から笑えるんだ。悲しいけど、目の前に死がチラついてる時には、芸術や演芸なんてのはどうだっていいんだよ。

思う通りにやって駄目だったらそれだけのことって納得できるけど、他人の言うことを聞いて駄目だったらどうにもならないよ。

鳥のように自由に空を飛びたいなんていうのは勝手だけど鳥が飛ぶためには何万回翼を動かしているかよく見てごらん。