マツコ・デラックス
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自分の幸せに限界があることに気づいたの。
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芸能界は整形でも人造人間でもなんでもいいと思うのよ。あのコは整形してたからもう嫌いって、アイドルとつきあえるわけないのに何言ってんだって話よ。
プラモデルの塗装するようなやつでファンデやってんのよ。
ああいうことを言えちゃう健全な精神ってアタシにはなかったから「こうやって太陽の光を浴びて育った人もいるのね」と思っただけ。さらにそれを聞いて「ワーッ」と喝采しちゃう早稲田のバカ学生たちの姿を見て「ホント幸せだな、日本って」と思っただけ。
幸せの定義なんて存在しません。切りがないのよ、幸せもお悩みも。
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ひっそりと「ありがとう」と思ってればいいのよ。
35過ぎての初産が100%安全を保障された出産ではないことを自覚しておいたほうがいいと思う、世の中の女性達が。40過ぎて産む芸能界の方が多いから何となく簡単に思っちゃうじゃない。でも40過ぎの初産は結構命がけだったりするんですよ…ごめんなさい!おかまがこんなこと言っちゃって。
なに?可愛くも思われたいし、賢くも思われたいわけ?
母には見られないと思っていた東京ローカルの「5時に夢中!」を、ずっと母は見ていたのよ。「チンコ吸えない」だの、「ウンコ漏らした」だの言ってる女装した息子をずっと母は見ていたのよ。アタシ、思わず大笑いしちゃったわ。そして、孤独ではない自分を再確認し、号泣したわ。そんなアタシは、絶対的孤独に耐えられるだろうか、孤高の自由を手に入れられるだろうか。
うち10人くらい座れるソファがあるのよ。寂しいよぉ、そこで一人で座るの。
子連れで別居の時は、お金に困らないことを最優先に。
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ある程度まで行くといろんな人を愛し始めちゃうんだよね。みんな良い人なんだって気付き始めるんだよ。
毒気ってなくなったと思うもん自分で。
臨機応変にやれる子じゃないとあんな底意地の悪い仕事できないわよ。
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エビちゃんなんてモデルじゃないわよ!あんなのキャバ嬢と一緒よ。
四の五の言わずに生活していかなきゃいけないものなの、人間というのは。それに理屈なんてないから。
何百万人、何千万人に指をさされ笑われるのは屁でもなくても、アタシを生んだってだけで、母までもが指をさされ笑われるのは、どうしても耐えられなかった。見て見ぬふりはできなかった。だからアタシは、できるだけ一人でも母を指さす人が少なくなるよう準備をして、メディアで醜態を晒す準備をし、万全とは言わないまでも、ゆっくりと時間を掛けて今の状況に持っていったのよね。
褒められても「本心じゃないだろどうせ」って思うし、けなされると「コイツ一生恨んでやる」って思うし、だからもうダメなのよアタシ、人として。
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ただ人の成功を妬んでいるだけでは、生きている価値がありません。そして、成功イコール幸せでもないもんよ。人生とは、えらく厄介なものですね。そう、自分が幸せかどうかは、自分で決めるしかないのよ。
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下半身が反応するかだけでオンナ見てるだろ。
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