これは永遠の課題だとは思いますが、もう少しよい環境にしてあげた方がいいし、一方で、監督も代表監督になったらある程度覚悟することが必要です。いかに代表の選手たちを活かすか、それを考える指導者であってほしいです。
宇津木妙子
宇津木妙子のその他の名言
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とはいえ、選手との関係性が大きく変わったわけではありません。今も昔も、選手たちは私に本音で言いたいことをぶつけてきます。
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親にだって言うよ。子どもを叱ってあげてよって。子どもがダメな時は、見て見ぬふりじゃなく、ちゃんと向き合ってしからなくちゃ。
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シドニー五輪の時でしたから、夫とそんなに一緒にいたわけではないのですが、冷静に物事を考える機会が多くなり、選手の考えや行動の理由が今まで以上に分かるようになってきました。
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なぜ、厳しい監督と言われたかというと、選手のことがかわいくてしょうがなかったんだ。なんとか成長させてあげたかった。でも、むやみには叱らないよ。できる力があるのに、いい加減にやったりしたら叱ったものだ。
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人選を間違えると組織が、チームがあらぬ方向に向かってしまう。イエスマンは扱いやすいでしょうけど、耳の痛いことでも進言していくのが指導者の仕事なわけで、上はそれをどう活かすかが大切なのです。
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選手とのやりとりは「はい、はい」と一方通行になりがちですから、夫に「そうじゃないよ」と言われてハッとさせられることも多かったです。
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インターネットが発達し、いまや選手の方が最新情報を持っていることがあり、指導者が甘くみられることもあります。ですから、トレーニングにしても、選手に考えさせることが必要です。
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今の日本のスポーツ界は、派閥とか縦社会でもがいている指導者が、とりあえずそのポジションに据えられているところがあります。企業もそうでしょう。
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私自身の考え方も大きく変わりました。夫という第三者がそばにいると、相手がどう考えるだろうかと思いを巡らせるようになり、今までと違うものの見方ができるようになります。
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よかったねえ。おとうさんやおかあさんがなぜ、叱っているかわかるか。みんなのことを思っているから叱るんだ。みんなに伸びてもらいたいから叱るんだよ。