勝新太郎の名言
俳優
勝新太郎の名言。全42個。
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今、俺はお前にとって必要かもしれない。でも、いずれ俺が必要でなくなる時が来るだろう。その時は、何も言わず、離れていけばいい。無理に此処に顔を出さなくてもいい。俺は何とも思わない。それでいいんだよ。
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今、何十億カネかけたから大作だの超大作だのって騒ぐけど、そんなのちっとも大作じゃない。大作というのは5億でできるやつを6億かけりゃ大作なんで、百億かかるやつを五十億で作ったって、そりゃダメだよ。
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女っていうのは、男を愛してくるってぇいうと、だんだん男を包みたい、最後の一滴まで絞るようなセックスに変わってくるんだよ。淫乱でそうなってくるんじゃなくて、愛しているからそうなってくる。
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知らないよ。人生相談なんて、俺がお願いしたいもんだよ。執行猶予四年の俺に人生相談するというのが面白いと思って引き受けたんだ。
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痛いという顔をしちゃいけないんだ。痛いという顔をしてもしなくても、どっちにしろ痛いんだから。そんなら、この痛み大好きっていう顔をするんだよ。
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俺の映画はC級だ。ポストもC級。でも、A級の黒澤の映画よりも、お客さんが喜んでくれるのは、C級の俺の映画だ。C級だからいいんだよ。
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ハワイで見た月も、家で見た月も、月には変わりはねぇんだけれど、何か変わっているんだ。よーく見ていると、月と俺の間に鉄の格子があるんだよ。うん、運のつきってぇ奴さ。
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会ったら一生づきあいになっちゃうから。今日ここで会って、これで終わっちゃうんじゃないんだ。これから10年もずっと会わなくても、これはつき合いがあるんだよ。
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例えば、人と人がたまたま出会って、素晴らしい関係を築くことがある。あらかじめこのような人と会うと心構えをしていれば違った関係になるかもしれない。偶然だから、完全な関係が生まれる。
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俺はスター気取りの見栄でチップを出してるんじゃない、世間のことや人間のことを学ばせてもらってる授業料として差し上げているんだよ。
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金がなくちゃ遊べないけど、株で儲けたとか地上げで儲けたとか、金があるから遊べるもんでもない。粋がないとね。粋という、粋だけじゃなくて、心意気の「いき」でもある。
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捕まった時、反省した顔をしなきゃいけないと思って、鏡を見た。反省した顔ってどんな風だろうとやってみたんだけれど、どうも上手くいかない。俺は反省に向いていない顔をしているんだな。