北方謙三の名言
北方謙三の名言。全33個。
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戦うことを決めた人間にとって、死ぬまで負けはないよ。途中で負けたって、それは一時的な負けであって、どこかで盛り返してやればいいだけなんだよ。
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一芸に秀でてみろと昔から言ってきたけど。男を磨くっていうのは、一芸に秀でることしかない。どんな仕事でも、自分なりの方法論を一途に開拓していけば、それなりの生き方になっていく。
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生きる喜びっていうのは、自分の楽しみと仕事をどうリンクさせるか、そのことにつきるんじゃないですか?そのどちらか一方が欠けても、充実した人生は送れないと思う。
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「三国志」を2か月に1巻ずつ出し続けて、そりゃ血反吐を吐くようなペースだったけど、いまこそ作家の人生が試されているような気がしたね。
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その人の創造性を左右するのは、潜在能力にかかっている。いわゆる「火事場の馬鹿力」。その潜在能力を引き出には、もう、ひたすら自分を追い詰めるしかない。
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最後は、どれだけ懸命に生きたか。天を動かすぐらい一つのことに立ち向かっていけば、おのずとわかってくるはず。生きるとはどういうことか、生きる喜びとはなにかっていうことも。
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俺は、自分に才能があると思ったことは一度もない。才能があるかないかなんて、一生涯仕事して、死んだあとにやっと判断できること。だから、自分に才能があるなんて思ったら、その時点でもうダメだと思う。
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いつの時代も、変わらないものは、青春だけ。いつも愚かで、一途であればいいという。馬鹿で、純粋でいいんだよ。どれだけ一途で、愚かで、危うい期間を過ごしてきたかで、そいつの人生が決まっていくんじゃないか。
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最近はみんな、説明をし過ぎだね。もっと省略しないと。省略された行間にこそ、いろんな想いが込められるもんなんだ。存在の苦しみとか、人生の悲哀だとかをね。
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世の中の事象に目をこらし、見えるものを頭に入力しておく。そして、頭の中に醸成されたものを言葉に置き換えていく。だから、ぼんやりとしか見えなければ、頭へのインプットもままならない。
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本屋の平台の上ではベテラン作家だろうが20歳の新人作家だろうが、誰もが平等。まだまだ、若いやつらに負けるわけにはいかない。駆け出しの頃のように、生き残るためには書き続けるしかないと、いまも思っている。
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俺なんか、いまでも真っ白い原稿用紙を前に1字も浮かんでこなくて、10時間も15時間も、ひたすら机に向かって万年筆を握り続けることも少なくない。とくに書き出しの1行目には一番苦しむね。
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俺は、懸命に仕事してる。仕事をどう充実させていくかに真剣だし、充実させるための気力を養うのに、どう遊ぶかにも真剣。だから遊びだって懸命に遊ぶよ。