ボブ・ディラン
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私が自信を持って出来ることは、自分自身であること。たとえ自分という存在が、どんな人間であろうとも。
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マイルス・デイヴィスはブーイングを浴びた。ハンク・ウィリアムズはブーイングを浴びた。ストラヴィンスキーもブーイングを浴びた。君もたまにブーイングを浴びないと何者でもなくなる。
神がいつも君を祝福し、護ってくれますように、君の願いがすべてかないますように。
2
愚かでないなら恋なんてしない。
金がどうした?朝起きてから夜寝るまでの間にやりたいことをやったら、その人は成功者だ。
アメリカ合衆国大統領でさえ、ときにはどうしても裸で立たなくてはならないときがある。
今流行しているものはすべて無視し、忘れるようにした方がいい。
大学なんて老人ホームみたいなもんだ。ただ、大学で死んでしまう人のほうが多いけどね。
ぼくが歌を書き始めたのは、どこにもうたいたい歌が見つからなかったからだ。見つけていれば自分で作るようにはならなかった。
フォークは、ぼくが感じることを伝えていると思った。人々や社会や思想などを。
ヒーローとは、自由と共に来る責任を、理解している人物のことである。
エルヴィス・プレスリーになろうと思ったことはあるけどね。エルヴィスみたいになれたとは思うけど、預言者になったなんて思わないよ。
どうしてこの名前にしたかは憶えていない。
世の中のあらゆる真実が積み重なってひとつの大きなウソになる。
偉大なパフォーマーには、共通したものがあった。君が知らないものを私は知っているという目だ。ぼくはそういうパフォーマーになりたかった。
曲を書くのはお手の物だ。曲には——シンボルや隠ゆを盛り込める。しかし、こんな本を書くとなると、真実を書かなくちゃいけない。誤解されるわけにはいかないんだ。
ブーイングは素敵だ。逆に、やさしさが人を殺す場合がある。
4
僕の持っている可能性の50パーセント、時にはもっと少ないパーセントしか生きていないんじゃないかって考える時がある。
マスコミはぼくを社会派ソングライターにしようとした。最初からそうじゃないのに。
転がる石のように。
ボブ・ディランのすべての名言