村上龍
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みんなの共通の目的は金しかねえが、誰も何を買えばいいのか知らねえのさ、だからみんなが買うものを買う、みんなが欲しがるものを欲しがる。大人達がそうだから子供や若い連中は半分以上が気が狂っちまってる。
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「気が合い、飲み込みも早く、教えていて楽しい」という部下のほうが特殊なのではないでしょうか。たいていの場合、「覚えが悪く、学ぼうという意欲もない」人を相手にするほうが「普通」なのだと思います。
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頭脳ではなく、内臓で書かれた小説だけがリアルなのだ。
支配者は、人民の、願望の化身なのです、その役目を果たせないと、支配者はイケニエとして殺されてしまいます。
成功とは、生活していけるだけの収入と充実感を持てる仕事を持ち、かつ信頼できる最小の共同体に帰属していること。
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人は案外簡単にホームレスに転落する。
偶然と欲望と生理がからまって歴史ができる。
自分が知ったかぶりだとわかっているのは、本当の知ったかぶりではないと思います。本当の知ったかぶりの人は、自分が知ったかぶりだと気づいていない場合が多いです。自覚できているか、いないかは、とても大切です。たとえば、「嘘つき」でも同じです。本当の嘘つき、というか精神医学的な対応が必要な人は、自分が嘘つきであると気づいていない、または認めていない場合が多々あります。
優しい男を信用してはいけない、必ず優しくなくなる時がくるからだ。
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ダメな女というタイトルを見てどきっとした女はダメな女ではない。
唯一の復しゅうの方法は、彼らよりも楽しく生きることだと思う。
衣服が汚れたり、不潔になったりしてくると、人間はプライドが無くなって、不注意になって、敵からやられる。
「ひとりで抱え込まないこと」が最も重要。いじめや違法な過重労働などで、自殺に追い込まれる人もいる時代です。相談できる人がいないか、考えてみるのはムダではないはず。
「俺は必ずやれる」という意思と喜び、それを才能という。決め付けちゃいけない。才能が無いと決め付ける方が楽だ。
ハンターは決して絶望しません。
歴史が望むのであれば、私は独裁者となるでしょう。
考えることを放棄している人が増えているように思う。これは生きる上で非常にリスキーなこと。
自己嫌悪の感情を持つのは正常な証です。自己嫌悪というのはネガティブな感情ですが、理想あるいは目標とする自分自身をイメージできていなければ、湧いてきません。理想、目標とする自分自身をイメージして、現段階では実際の自分がそのイメージとは違う、という認識で自己嫌悪が生まれます。そして、当たり前ですが、自己嫌悪というのは決して心地よくないので、そういったネガティブな感情から脱するために、人は何らかの努力をはじめるわけです。
絶望したときに発狂から救ってくれるのは、友人でもカウンセラーでもなく、プライドである。
「仲良くしなくてはいけない」というプレッシャーがこの国ではすごい。
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