樋口武男の名言
大和ハウス工業代表取締役会長兼CEO
樋口武男の名言。全170個。
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派閥をつくってしまうと、社員はお客様を向いて仕事しなければいけないのに、社内で神経を使わなければいけなくなる。そんな会社は伸びるわけがない。派閥なんてろくなものではないですし、部下が迷惑する。
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判断基準は、会社にとっていいかどうかの一点。会社にとっていいことは、お客さんにとっても、株主さんにとっても、社員にとってもいいはずです。その物差しで経営改革に挑戦し続けます。
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親孝行な人は常に好感を持たれるようです。両親に感謝していない人に、立派になった人はいません。親子で会社を引き継ぐ場合も同様です。
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役立つ商品を我々は提供できるようにしていく。こういうものがあったらいいなというものです。そんなに難しく考えなくても、現実にある現象を見ればそういうものが分かります。
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伸びる人はプラス思考で積極的な人。そして、「志」を持っている人。将来こういう人間になりたいとか、こういう立場になりたいという自分の目標が明確にある人、それが高い志と言うのでしょう。
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現場の第一線のことまでも何らかの形で耳に入ってくるようにしておかなければ裸の王様になってしまいます。裸の王様になったら現実がわからなくなってきますからね。
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親を大事にしない人が大成したためしはありません。会社で親といえば、創業者。だから創業者である石橋信夫の言葉や教えを伝統的に活かしていきたいと考えてきました。ただ、それだけです。
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家に帰っても自分の部屋がなくて勉強ができない子供が大勢いました。そこで、わずか3時間で出来上がる簡易型家屋「ミゼットハウス」を開発・発売したところ、爆発的に売れました。これは現場からもらった知恵です。
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石橋信夫オーナーに出会えたことは幸運でした。会社と社員と家族、協力会社のことを常に思う人だった。「この人は本物の経営者だ」と思いました。大和ハウスが今あるのは、オーナーのおかげだと心底思います。
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売上や利益が伸びなければ、社会貢献ができません。当社は、経常利益の1パーセントをCSR活動に使うことにしています。どこかが社会貢献活動をしていかないと、何も前に進みませんからね。
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このごろは、上司に怒られただけで「パワハラ」と騒ぎます。しかし、腫れ物にさわるような接し方では、人は成長しない。怒られているほうが「自分を鍛えてくれている」と思うかどうかですね。
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社員が働きやすく、お客様を向いて働けるような至極当たり前の環境をつくらなければなりません。そしてそのような環境を生み出すのは、リーダーの責務。
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人材の異動や不要部門の撤廃を断行しなくては、人も組織も生まれ変わることはできない。中途半端な改革しか行なわず、大企業病を放置してしまったら、当社は早晩衰退への道を辿っていた。
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私は支店長時代から数多くの人間を見てきましたが、その気になれば、人はこれほどまでに変わるのかと、驚かされた例は枚挙に暇がありません。
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大和ハウス工業は建築を祖業とする会社ですが、創業以来のチャレンジ精神で、世の中に新しい商品を生み出してきました。これからも「永遠の開発型ベンチャー企業」であり続けていきます。
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次の仕事のアイデアにつなげるため、私はできるだけ社内外の多くの人に会うように努めています。読書も大切ですが、多くの人に会うことは、読書と同じくらいの効果があると考えています。
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元気よく挨拶する、約束を守るといった「凡事」を極めることで、人からの信頼が積み重なり、それがやがて「非凡な成果」につながる。
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多くの人々に喜んでもらって、結果として事業になる。人助けをしながら喜んでもらって事業として成り立っていったら一番良いこと。それこそ創業者の教えです。
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経営に携わらせてもらってきた中で、いろいろな会社の栄枯盛衰を見てきました。そこでは、やはり創業者を蔑ろにして、ふんぞり返った人が出てきたときに大体おかしくなっています。
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大和ハウスには「アスフカケツノをつけました。最初はバラバラだったそれぞれの事業が結びつきはじめました。世の中のニーズがあるところを間違わずに事業をしていたら、いつの間にか大きく育とうとしています。
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どんな事業が、また、どんな商品が世の中の多くの人々の役に立ち、喜んでいただけるかというのが発想の原点。何をしたら儲かるかという発想で事を構えては駄目というのが創業者の考え方。
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思いやりのない人間は、いくら頭が良くても部下は育てられません。「俺が、俺が」という人間にも、大した人はいない。そんな人が上に立てば、会社はダメになります。
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将来は事業家になって両親に恩返しをするという志が揺らいだことはありません。ただ、何歳で社長になるという人生設計書は、たびたび書き直しました。
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社長だけモチベーションが高くても意味がないですからね。役員や社員のモチベーションが上がらないと、トップがいくら号令をかけてもダメ。トップは部下に対し、将来に対する夢を提示しなくてはならない。
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本当は、立派な功績をあげた人物の本を読むよりも、直に経験談を聞けるなら一番いい。まずは講演会などで話を聞きに行ってはどうでしょうか。
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素晴らしいことをできる人とできない人の境目は、結局は志の高さであるとわかります。ロマンと言い換えてもいいでしょう。明確な志があれば、行動も明確になってきます。
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あばたもえくぼと言いますか、事業に惚れてしまったら、どんなことがあってもいいとしか考えられなくなります。結局、世の中に必要なものは何かを常に考えるということが大切です。
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世の中の動きをつかみつつ、思い切って新しいことに踏み切るわけです。思い切り、割り切り、踏み切りの3つの「切り」が大事だと考えています。スピード感をもってスパッと決断しなければいけません。
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伸び伸びと意欲的に働けるような環境作りや指導が大事。押さえつけて指示を出しても、それでモチベーションが上がるかといったら、そうではない。納得しないと人のモチベーションは上がらない。
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全社員にはまず高い目標を持ってもらい、そのために何をすべきかを考えてもらう。そして、希望に沿った人財育成策を受けてもらいます。
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スローガンを掲げる上で重要なのは、誰にでも分かる平易な言葉であること。そして、意識すればどの社員でも取り組める内容にすることです。
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世の中の変化を先取りして新しい事業や商品を開発する。多くの人たちに事業や商品を役立てていただき、収益に結び付けることを意識し続けています。
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将来の経営幹部を養成するため、「大和ハウス塾」を開講しました。これから会社を背負ってくれる人材探しですから、手を抜けません。
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凡事徹底。当たり前のことを当たり前にやるということです。言われたことはすぐやる。必ずやる。最後までやる。ずっとやる。これが大事。
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「公平公正」「無私」「ロマン」「使命感」。この4つの品性を兼ね備えたリーダーの下には、自然と人が魅せられて集まってくる。
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自分の作った製品を自画自賛して「これは絶対に必要なものだ」と言っても、国民が使ってくれなければ意味がない。国民が使って「良かった」と思ってくれないと、その商品は広がらない。
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学校で習った通りにやって大成するなら、よく勉強した人がトップに立つことになります。しかし、そうならないところが世の中というものです。理屈を知ったうえで、行動が伴わなければならない。
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いずれもキャピタルゲインだけでなく、我々が代理店として販売に貢献できる商品を扱うという「WIN・WIN」の関係を構築できるという点にポイントがあります。
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講演や読書などで心を打つ言葉に出合ったら、手帳に書き留めておくことをお勧めします。こうすると、予定をみるときなどに目に入るので、自然と頭にも刻み込まれますから。
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会議は「回議」とも書くし「怪議」とも書きます。結論の出ない会議は、ただ回っているだけ。いまのようなスピードの時代に、そんなことをしていても、何も前には進みません。
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まずは経営者が社員をやる気にさせることができるかどうか。不要な業務や派閥、不公平な人事といった障害となるものを撤廃し、存分に能力を発揮できる環境をつくれば、大企業病はおのずと克服できるはず。
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私はこれまでいろいろな会社を見てきましたが、潰れる会社は、トップに立つ人間に「俺が、俺が」というのが多い。そういう人は自慢話が多い。後ろにふんぞり返って、そして後ろに倒れてしまう。
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私は講演するときに「偉い人なんていない。立派な人になってください」と話します。なぜなら、偉い人は肩書がついたからといって、自分がえらいとは思わないからです。
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スピードアップに貢献した改革はいくつもあります。たとえば、役員の任期を2年から1年にしたのもそのひとつです。結果は2年で出せばいいなどと悠長に構えていられたら、この変化の激しい時代は乗りきれません。
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オーナーからは、そんなに難しいことは教えられていません。当たり前のことをずっと教わってきました。そして我々はそれを愚直に守り続けてきただけなのです。
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やはり経営というのは、結局は「人」に尽きます。本来、社員に普通の能力があれば、会社での大抵の仕事はできるものです。そうならないとしたら、熱意や誠意に欠けるためでしょう。
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正しいことが正しいこととして通る社風にしなければいけない。当たり前のことが当たり前に通るような会社にしなければいけない。