リチャード・カールソン
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人生はテスト。
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人のためになにかする。こっそりと。
私たちが体験することは、すべて私たちの思考が生みだしたものなのである。イライラしたり、くじけてしまったりするのも、みんな自分の思考、考え方のせいなのだ。私たちは前向きに考えられないのは周囲が悪いのだと考えてしまう。そして環境を変えようとするのである。あなたがそれにどう対処するかは、いつでもあなたがどう考えるかによるのである。
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あなたが今感じていることは、今この瞬間のあなたの思考の結果です。
人に何かをしてあげる。それだけで気分がいい!
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前向きな心を手に入れるためには、まずいまに目を向けることが必要だ。ところで、いまに目を向けるとはどういうことなのだろう?だれでも何かに没頭して時を過ごした経験があるだろう。災害にあったとき、沈む夕日の美しさに息をのんだ一瞬、恋をしている時、シャワーを浴びている時、音楽に聞き入っている時、相手の話に巻き込まれている時。こんなとき、私たちは何を悩んでいたのかも忘れてしまう。
自分と相手の間に豊かで内容のあるコミュニケーションを成立させたいのであれば、まず相手のことを理解するにかぎる。どこから来た人か、なにを言いたいのか、彼らがなにを重視しているのかを先にこっちが理解すれば、ほとんど努力せずに自然に相手から理解されるようになる。
一般のストレス管理セミナーで第一に教えるのはストレスの耐性を上げる方法だ。だからストレスコンサルタントでさえストレスまみれになっているらしい!まず最初にすることは手遅れになる前に早めに自分のストレスに気づくこと。ストレスがたまっていることができれば、まだコントロールできる。
いい聞き手になると忍耐強い人になれるだけではなく、人間関係の質も向上させられる。みんな自分の話を聞いてくれる人と話したがるものだ。いい聞き手とは、相手の話を途中で遮る癖を持たないだけではない。自分の番が来るのをイライラと待つのではなく、相手が言いたいことをすっかり話し終えるまで満足して聞き手にまわるということだ。
たまにはぼんやりしてもいいんだ。体と同じように、頭もたまには休めなくちゃいけない。
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たまにはぼうっとしたらどうか、という提案を皆さんはたぶん聞いたことがないだろう。退屈することを自分に許すと、毎日絶えず何かをしなくてはいけないという大きなプレッシャーが取り除かれる。
幸せな人は、過去や未来のことをあまり考えず、現在の行為に熱中することに一生懸命です。
あらゆる人間関係に役立つ提案を一つあげてくれと言われたら、私は真っ先に「いい聞き手になること」と答えるだろう。
人生は思い通りにいかないもの、他人はあなたの都合通りに動いてはくれないもの、これが真実だ。あなたに反論する人、あなたと違うやり方をする人、いくらやってもうまくいかないことは人生につきものだ。この基本線に刃向かおうとすると、人生の大半を戦ってすごすことになる。
私たちの不安や悩みの多くは「次は何だ?」おたえずめまぐるしく考え続けることからきている。たとえ一分でもぼんやりするなんてとんでもないと感じているかのように。体と同じように頭もたまには休めなくてはいけない。頭をからっぽにしてやれば、前よりもっと強くシャープにクリエイティブになって復活する。
人生を振り返った時、「神経をとがらせて生きて良かった!」と喜ぶ人なんて、どれだけいるだろう。
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今から100年後、私たちはこの星にいない。
人は自分が気分に支配されていることに気づかない。だから突然人生がしんどくなったりするのだ。気分が落ち込むと、生きるのがしんどいと感じる。客観性がほとんど消えてしまう。なんでも個人的に受けとめ、周りの人たちの言動に悪意を感じたりする。だが、人生は落ち込んだ時に感じるほどひどくはない。
ほんの1分でいいから、定期的に「いちばん大切なことはなにか?」と自問するようにすれば、自分が定めた目標と摩擦するような選択をしていると気づくだろう。
この世の全員に認められるのは不可能だという事実を受け入れる早ければ早いほど生きやすくなる。否定されることもあるという事実と戦わずにそれを受け入れれば、人生の旅に役立つ視点を身につけることができる。否定されたときは落ち込まずに「そんなこともあるさ」と思うようにする。そうすれば人に認められた時は快い驚きを覚えてそれに感謝するようになる。
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