西尾維新
4
私にとって黒板は、書くものではなくて引っかくものなのよね。
0
人生がゲームではないのはリセットボタンがないからではなく、そこにゲームオーバーがないからだ。
1
うむ。やはり新しい肉体は新し良い。
馬鹿がゆえにシャープであり、愚劣がゆえにスマートで、卑怯がゆえにクレバーだ。
2
この指が治らなければ……、羽川の胸を揉めない!
正直、胸を揉まれるくらいじゃ済まないんだろうなって思ってた……。ああそっか、そうなんだ、私の初めてって学校の体育館倉庫のマットの上になるんだなって。
そいつはできない相談だな。
ああ、噂ではいるらしいね。目玉焼きに何かかける人って。
人間が差別することが大好きだってことを知ってる人は他人なんて信用しないんだよ。日本人なんて特にそうだよね。
変わらないものなどないというのなら―運命にも変わってもらうとしよう。
3
無力なのはお前だけだ、俺は。
殺して解して並べて揃えて晒してやんよ。
なんでもは知らないわよ知ってることだけ。
女子中学生に乙女なんかいない!
いずれ失うものなら最初からいらない。終わるものなら始まらなくていい。苦痛を伴う快楽など不必要。悲しまなくていいなら幸せなんていらない。失敗しなくて済むなら成功しなくていい。リスクを孕んだ進化など不必要。
にゃにゃめにゃにゃじゅうにゃにゃどのにゃらびでにゃくにゃくいにゃにゃくにゃにゃはんにゃにゃだいにゃんにゃくにゃらべてにゃがにゃがめ。
だが、俺の言葉が全部嘘だったからと言って、それがどうしたというのだ。俺は詐欺師だ。戯言以外は口にしないのは、むしろ誠実と言うべきだろう――それに、戦場ヶ原。
性欲なくして恋は生まれないんじゃないのかい?
見る者を選ぶようなものを、わたしは芸術とは呼ばないの。
逆境には強いが、それだけの人間。そういう人間は実のところ、意外と多い。まあ社会を生きていく上では強いのだろうが、しかし成功者にはなれないタイプだ。
西尾維新のすべての名言