西尾維新
5
正直、胸を揉まれるくらいじゃ済まないんだろうなって思ってた……。ああそっか、そうなんだ、私の初めてって学校の体育館倉庫のマットの上になるんだなって。
1
積み重ねちゃった努力や情熱は――決して消えてなくなったりしないんだ。
3
私にとって黒板は、書くものではなくて引っかくものなのよね。
0
人生がゲームではないのはリセットボタンがないからではなく、そこにゲームオーバーがないからだ。
食べ物と一緒ですよ。人間関係なんてね。センスのある奴が、おいしい思いをする。
ああ、噂ではいるらしいね。目玉焼きに何かかける人って。
2
うむ。やはり新しい肉体は新し良い。
馬鹿がゆえにシャープであり、愚劣がゆえにスマートで、卑怯がゆえにクレバーだ。
なんでもは知らないわよ知ってることだけ。
努力は必ず実を結ぶ。それが結果に繋がるとは限らないけれど。
そいつはできない相談だな。
にゃにゃめにゃにゃじゅうにゃにゃどのにゃらびでにゃくにゃくいにゃにゃくにゃにゃはんにゃにゃだいにゃんにゃくにゃらべてにゃがにゃがめ。
人間が差別することが大好きだってことを知ってる人は他人なんて信用しないんだよ。日本人なんて特にそうだよね。
枯れない花はないが、咲かない花はある。世の中は決定的に不公平だ。
無力なのはお前だけだ、俺は。
殺して解して並べて揃えて晒してやんよ。
傍観者はいい言葉だ。多分最高にいい言葉だ。いい言葉はけしてなくならない。
いずれ失うものなら最初からいらない。終わるものなら始まらなくていい。苦痛を伴う快楽など不必要。悲しまなくていいなら幸せなんていらない。失敗しなくて済むなら成功しなくていい。リスクを孕んだ進化など不必要。
だが、俺の言葉が全部嘘だったからと言って、それがどうしたというのだ。俺は詐欺師だ。戯言以外は口にしないのは、むしろ誠実と言うべきだろう――それに、戦場ヶ原。
最初から裏切られるつもりでかかれば、人を信用することくらい、簡単なことさ。
西尾維新のすべての名言