西尾維新
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苦労をしたことは一度もない。ただ、努力はしたがね。
妥当な夢が叶わなかったら、ショックだもんね・・・・・・高い理想を掲げることは、きっと、自分を守ることなんだよ。だって叶わなかったとき、「やっぱり」って言えるもん。
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執筆の一回一回が勝負で、常に「最後の一冊」と思って書いています。「刀語」も、1巻ごとに「最終巻」と思って書いていたんです。人生は何があるかわからないし、そのときに書き残したことがあったらイヤじゃないですか。常に自分の中を空っぽにしておきたいです。【※刀語=12カ月連続で毎月一冊シリーズ全12冊が刊行された。】。
力が強いってのは、ただそれだけのことで周囲に影響と悪影響を与えちまうもんなのさ。そこには責任なんて伴わない。
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夢は追うものではなく、背負うものだ。夢は思いで、当然重い。
ほんの一瞬であっても――悪魔に天使が宿ることもある。
人は誰しも低能である権利がある。
俺は金が好きだ金ならなんでも買えるだからなぁ俺はかけがえのないものが大嫌いだ。
い、いい気になるなよ……人間!我が輩に勝ったくらいでいい気になってんじゃないぞお!わ、我輩は!我輩は「六人の魔法使い」の中では一番の下っ端!言うならば雑魚!我輩などに勝ったところで何の自慢にもならんわ!
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見る者を選ぶようなものを、わたしは芸術とは呼ばないの。
逆境には強いが、それだけの人間。そういう人間は実のところ、意外と多い。まあ社会を生きていく上では強いのだろうが、しかし成功者にはなれないタイプだ。
いずれ失うものなら最初からいらない。終わるものなら始まらなくていい。苦痛を伴う快楽など不必要。悲しまなくていいなら幸せなんていらない。失敗しなくて済むなら成功しなくていい。リスクを孕んだ進化など不必要。
性欲なくして恋は生まれないんじゃないのかい?
知りたいか教えてやる金を払え。
だが、俺の言葉が全部嘘だったからと言って、それがどうしたというのだ。俺は詐欺師だ。戯言以外は口にしないのは、むしろ誠実と言うべきだろう――それに、戦場ヶ原。
人がルールを守るべきなのではない。ルールが人を守るべきなのだ。
女子中学生に乙女なんかいない!
殺して解して並べて揃えて晒してやんよ。
無力なのはお前だけだ、俺は。
人間が差別することが大好きだってことを知ってる人は他人なんて信用しないんだよ。日本人なんて特にそうだよね。
西尾維新のすべての名言