アンネ・フランクの名言
「アンネの日記」の著者
アンネ・フランクの名言。全76個。
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ほんとうに他人の人柄がわかるのは、その人と大喧嘩したときだということです。そのときこそ、そしてそのときはじめて、その人の真の人柄が判断できるんです。
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だれもが心に良い知らせのかけらをもっています。それは、自分がどんなに素晴らしい存在になるのか、まだ気づいていないということ!どれほど深く愛せるのか!何を成し遂げるのか!自分の可能性とは何かを!
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母親が子供たちにいっさいを話してやらないかぎり、子供は少しずついろんな知識を聞きかじり、そしてそれはまちがった知識にちがいないのです。
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私がなぜ日記をつけはじめるかという理由についてですけど、それはつまり、そういうほんとうのお友達がわたしにはいないからなんです。
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ここでキティーに約束しましょう。どんなことがあっても、前向きに生きてみせると。涙をのんで、困難のなかに道を見いだしてみせると。
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彼はわたしのことを」ぼくの黄金郷」と呼んでキスしたがりました。人間をそんなふうに呼ぶなんて、ばかみたい!でもやっぱり、かわいいところもあります。
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ここではみんな、すっかり笑うことを忘れてしまいました。おかげで、ちゃんとした笑いかたさえ、もうできなくなっている始末です。
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いまや世の中の秩序は逆転してしまいました。もっとも尊敬されるべき人たちが、強制収容所や監獄、寂しい独房にほうりこまれ、残った人間のくずどもが、老若、貧富を問わず、国民全体を支配しています。
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親愛なるキティーへ日曜の朝からいままでに、何年もたってしまったような気がします。いろんなことが起こって、まるで世界じゅうがひっくりかえったみたい。
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おばあちゃんのことは、いまでもこの胸に焼き付いています。私が今でもどれだけおばあちゃんを愛しているか、きっと誰も想像がつかないと思います。
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毎日ただ家事をこなすだけで、やがて忘れられてゆくような生涯を送るなんて、私には考えられないことです。私は世間の大多数の人たちのように、ただ無目的に、惰性で生きたくはありません。
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書いていさえすれば、なにもかも忘れることができます。悲しみは消え、新たな勇気が湧いてきます。とはいえ、そしてこれが大きな問題なんですが、はたしてこのわたしに、なにかりっぱなものが書けるでしょうか。
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周囲のみんなの役に立つ、あるいはみんなに喜びを与える存在でありたいのです。わたしの望みは、死んでからもなお生き続けること。
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わたしはまた勇気を奮い起こして、新たな努力を始めるのです。きっと成功すると思います。だって、こんなにも書きたい気持ちが強いんですから。
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道化もたくさん演じてきましたが、ほとんど演じていることを意識したことはありませんし、寂しい思いはしても、絶望したことは一度もありません。
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それほどひどいブスでもありませんし、まるきりばかでもありません。朗らかな気質をそなえていますし、りっぱな人格をそなえたいと願ってもいます。
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いまのわたしは、ひとりぼっちではありません。愛してくれる彼がいます。わたしも彼を愛していますし、そのほかにも、本や、自作のお話や、この日記帳があります。
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わたしはほかにお手本もなく、有益な助言も得られないまま、ただ自分の努力だけで、りっぱな人間にならなくてはなりません。そうすれば、将来はもっと強くなれるでしょう。
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本当にこんなにもたやすく感情に溺れてしまっていいのでしょうか。こんなにも夢中になって、まるでペーターと競い合うようにいちずにのぼせあがってしまって、これでかまわないのでしょうか。
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今日はこのぐらいにしておきます。ペーターのことで頭がいっぱいで、彼をながめる以外に、なにも手につきません。じゃあまた、アンネ・M・フランクより。
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もしかすると、わたしだけを特別な目で見てくれたと思ったのは、こちらの思い過ごしだったのかもしれない。ああペーター、どうかあなたにわたしのこの姿が見えますように。心の声が聞こえますように。
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まるで悪夢になりかかっています。夜にだけでなく、昼間にも彼のことが一刻も頭を離れないのに、じっさいにはすこしも彼に近づけません。
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たとえたくさんの人に愛されていても、人間は寂しくないとはかぎりません。愛されてはいても、それだけではだれにとっても、‘唯一無二の存在‘にはなりえないからです。
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親愛なるキティーヘこれはエイプリルフールじゃありません。その反対です。「不幸は重なるものだ」ということわざ、これがきょうほど身にしみたことはありません。
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あなたになら、これまで誰にも打ち明けられなかったことを何もかもお話しできそうです。どうか私のために大きな心の支えと慰めになってくださいね。
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ペーターがおばさんのすごく細みのドレスを着て、帽子をかぶり、私が彼の服を着て、男の子の帽子を被ったら、大人たちはみんなお腹を抱えて笑い転げ、おかげで私たちまですっかり楽しくなりました。
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昨日の日付を覚えておいてください。私の一生の、とても重要な日ですから。もちろん、どんな女の子にとっても、初めてキスされた日といえば記念すべき日でしょう。
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ボーイフレンドもぞろぞろいます。みんななんとかしてわたしの目をひこうとして、それがうまくいかないと教室の鏡でこっそりこちらを見ているくらいです。
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親愛なるキティーへやっとほんとうに希望が湧いてきました。ついにすべてが好調に転じたという感じ。ええ、そう、ほんとに好調なんです!すばらしいニュース!ヒトラー暗殺が計画されました。
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パパの散髪はわたしの役目です。お前はとても上手だから、戦争が終わっても、ほかの床屋にはもう行かない、と言い張っています。そうちょくちょく耳を切りさえしなければ、もっといいんですけど。