毎日世話してるうち、だんだん花の気持ちがわかってくるんです。菊なんか水が欲しいと葉をたらして「お水ちょうだい」って言ってくるし、「暑くてたまんないよ~」とか「暑くてもぜんぜん平気、お水もいらないもん」て言ってる花もあるし。去年いっぱい咲いたのに今年は咲かなくて、「なにがご不満なんですか?」って聞いても、ちっとも返事してくれない花もあるんだよね。かわいいですよ、花って。動物みたいに動かないけど、3日見ないと変化してたりする。昔は「盆栽が趣味です」なんていう人に会うと、どこが楽しいのかなあなんて思ってたけど、今はちょっとわかりますね。歳をとると、ゆったりと育っていくあの植物のペースが自分のリズムに合ってくるの。
萩本欽一
萩本欽一のその他の名言
-
現実を考えるとつらいだけのときは、無理矢理でも明るい未来を考えているのがいいの。いつかきっと不運から抜け出せるときはくるから。
-
もともと才能もあるうえとことん努力した人は、自分の限界を知ったら潔く認められる。こういう人の周りには、もちろんあふれるほどの運が漂ってくる。
-
頭のなかだけで考えるんじゃなく、実行しながら考えたり、人のひらめきを信じて支えていると、いつの間にか大きな運が目の前にくる。
-
人生は当たり前のことばかりしていちゃつまらない。運の神様だって、変わったことをしていると面白がって運をくれたりするんです。
-
人生は運動会でしょ。一番になる人は、一番辛い思いをした人なの。チャップリンさんの人生は、悲惨。僕のは、ただの苦労なの。その分だけ、追いつけないの。