萩本欽一
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「ツッコミ」の眼。
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最近の若い子を見てると、言葉の訓練をしてないなって思いますね。言葉って小さいときから磨いておいたほうがいいですよ。学校や家庭でいやなことがあったときなんか、言葉を磨く最高のチャンスなの。たとえばテストの成績が100人中90番だったとき、母親に「ゲームばっかりやってるからよ!」なんて言われたらいやでしょ。そういうときは「試験前あんなにゲームをやってたのに、ビリじゃなくてよかったじゃない」と言ってくれればいいのにとか、自分が言われたらうれしい言葉を想像してみる。この習慣をつけておくと、自分がしゃべるときに相手を思いやる言葉が出てくるようになるの。
ちょっとでもあざとさが見えるとダメ。
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運は自分の行動や言葉でよくも悪くもなるんです。いやなことがあっても弱音を吐かず、いつも人にやさしくしていれば、運は自然とたまっていくの。
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お笑いに分厚い台本は要らない。
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楽してウケようとするな。
音から入れば、間がいい。
それはもう成功しちゃったからつまんない。もっとムチャなことやろう。
「ツッコミ」をまともに受けてしまって、「ボケ」にまわらないから暗くなるんです。
今は世の中が不景気だから「お金をためておこう」と思う人が多いかもしれないけれど、お金に執着すると顔つきが悪くなって運が逃げていきます。その点、「運をためよう」と思って日ごろの態度や言葉をよくしていくと顔にもいい運が出てくるから、お金がないときもだれかが助けてくれちゃう。お金より運をためるほうが、ずっと豊かに暮らせますよ。
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潜れ!
だって、芸能界もテレビもお祭りなんだから、みんなが楽しく出てくれた方がいいでしょ。
もしかしてこの子にはこんな才能があるんじゃないかなと思ったら、それを育てて運をつくる手助けをしてあげるだけでいいの。おもちゃのピアノが大好きな子にはピアノを習わせたり、勉強が得意な子なら塾で学ばせてあげる。ただし、子供が持っていない才能を押しつけるのはダメですよ。こういうのは親のエゴだから、運が育たない。
「曖昧で、切れがよくて、できるだけ短いセンテンス」の言葉を、選んで使う。
「がんばれよ」と、僕は言いたかった。でも、この言葉は全員の前で言う言葉ではない。たった一人のために言う言葉だと僕は思う。
答えを探すというのが修行。教科書が無いから自分の教科書を作るんです。
たいていのことは、努力すれば3年で達成できます。どんなにつらくても、3年我慢すれば今度は楽しいことがやってくる。「石の上にも3年」なんて、昔の人はうまいことを言いますよね。でもね、3年間努力したり我慢すればたしかに状況は変わるかもしれないけど、そこに「運」はないの。せっかく3年間踏ん張ったんだから、ついでにあと2年続けていれば、そこに運が生まれます。「石の上にも5年」、僕はいつも5年周期でものごとを完成させてます。
笑いで一番最初に覚えるのは"逆"ってこと。
何でもハッキリ言うことばかりが良しとされる。それが心を追い詰めていく気がする。
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幸せとは形じゃない。幸せとは気分だと思っている。
萩本欽一のすべての名言