20代の頃からマラソンを走っていますが、5~10キロ走る走力で言えば、20代の頃の方がはるかに速い。しかし実はマラソンの記録は、今の方がいいのです。20代だった当時は20キロ地点くらいでバテてしまって、あとは這うようにゴールしていた。当時は自分をうまくコントロールできていなかったのだと思います。今はきちんとペースを作って走れるようになりました。
山中伸弥
山中伸弥のその他の名言
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プレゼンの場では、一般の人に難しいことを言っても伝わらない。伝わらないと絶対にダメなわけです。伝えるためには、相手に寄り添ったプレゼン内容にする必要がある。
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プレゼンの準備とも言える「スライド作り」が、結果の成否を決める。聞く人が眠らずに、興味を持って聞いてくれるスライドに仕上げねばならない。
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日本の研究に対する信頼が揺らいでいる状況で、このようなご報告をしなければならないこと、心よりおわび申し上げます。論文の報告内容については、一点の曇りもございません。
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プレゼンの内容がどんなにいいものでも、見てもらえなければ意味がないのです。だからプレゼンの時は今でも、「オーディエンスはどんな人か」、常に気にかけています。
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特許は山ほど取っていかなければならない。iPS細胞には、色んなステップで複数の特許が絡んでくる。すべての特許を取得するのは不可能だが、重要な特許を数多く取ることが必要不可欠だ。
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日米両国を行き来して感じるのは、米国では科学者は多くの若者たちのあこがれの的だが、日本ではそうなっていない。どうしたら、この日米の溝を埋めていけるのか考えている。