ヘルマン・ヘッセ
2
たくさんの女の人を私は知った。たくさんの人を苦しみながら愛した。
1
だが、清らなあなたは私の情熱に気づかず、私にかまわず、楽しげに花咲き、高々と星のようにさすらう。
天才は常に孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。
教養と知識は別物だ。危険だと思われるのは、勉強していくにつれて陥るあの呪われた知識というやつである。どんなものもみな、頭を通らなくては気がすまなくなる。
3
世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。
5
人生は一頭の馬である。軽快なたくましい馬である。人間はそれを騎手のように大胆に、しかも慎重に取り扱わなければならない。
自分の道を進む人は、誰でも英雄です。
魂は、曲りくねった小道を行く。魂の言葉を読むことを学びたまえ。
0
暗さを知らないものは、賢くはないのだ。
人生とは孤独であることだ。誰も他の人を知らない。みんなひとりぼっちだ。自分ひとりで歩かねばならない。
人生の義務はたったひとつしかない。それは幸福になることなんだ。
人生が生きるに値するということこそ、すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。
自分が月や星と一緒に旅するのを感じる、どこへ行くかは、かまったことではない。
苦難はそれを恐れているとつらいものだ。そして、それに不満ばかり言っていると苦しくなる。そこから逃げようとすると、追いかけてくる。逃げてはいけない。文句を言ってはいけない。恐れてもいけない。それを愛しなさい。苦難の本質を味わいなさい。全力で取り組みなさい。嫌がってはいけません。苦しいのは逃げているからです。それ以外ではありません。
愛されることが幸せだと誰もが思っている。しかし、実際のところ、愛することこそが幸せなんだ。
あなたは深いところで、とてもよく知っています。たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。それは「愛すること」だということを。
人生に対抗する最善の武器は、勇気とわがままと忍耐です。勇気は強くし、わがままは冗談を言わせ、忍耐は落ちつきを与えます。
手よ、全ての仕事をやめよ、額よ、全ての考えを忘れよ、私の五官は皆、微睡の中に沈もうとする。
子どもたちは歌い、花は草の中で笑う。
彼は、恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。しかし、大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。
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