ヘルマン・ヘッセ
3
昇進は自由への一歩ではなく、束縛への一歩である。職権の力が大きくなればなるほど、奉仕はいよいよ厳しくなる。
天才は万人から人類の花と認められながら、いたるところに苦難と混乱を惹起する。天才はつねに孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。天才が遺伝することはありえない。
0
私たちがあらゆる行動を超越して光に満たされたものとして平和のうちに歩くまで。
1
おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくは、すべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ。
2
静かな晩になったら、私は目指すところに着き、昼のように燃え尽きよう、おまえの胸で。愛しい者よ。
人間は自分をあまりに重要視しすぎるのです。我々人間は、鳥やアリの生より決して困難なものではなく、むしろもっと楽で素敵なものです。
愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。
幸福を追い求めている限り、君はいつまで経っても幸福にはなれない。たとえ最愛のものを手に入れたとしても。
書物そのものは、君に幸福をもたらすわけではない。ただ書物は、君が君自身の中へ帰るのを助けてくれる。
6
地上にはたくさんの道が用意されている。けれど、それの道は自分の力で歩んでいかなければならない。
真理は、その正反対も同じく真理である。言いかえれば、常に真理は、それが一面的である場合にのみ口に言われ言葉の衣装に包まれることが出来る。
さあ、ともどもに楽しく歌おう。やがて私たちは塵になるのだ。
君自身であれ!そうすれば世界は豊かで美しい!
木は神聖なものである。木と話す、木に耳を傾けることを知るものは真理を知る。木は教義も処方も説かない。木は個々のことにとらわれず、生の根源法則を説く。
救いの道は右にいこうが左にいこうが見つけることはできない。それはあなたの心の中にある。
自分自身に達するということ。これが職人が目指すただひとつの頂点なんだ。
悩みも死も私たちの魂を脅かしはしない、私たちは一層深く愛することを知ったから。
人間はそれぞれ自分の魂を持っている。それをほかの魂とまぜることはできない。
過ちも失敗も多かった。だが、後悔する余地はない。
君の中には、君に必要なすべてがある。「太陽」もある。「星」もある。「月」もある。君の求める光は、君自身の内にあるのだ。
ヘルマン・ヘッセのすべての名言