ヘルマン・ヘッセの名言
ドイツの小説家、詩人
ヘルマン・ヘッセの名言。全97個。
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もしあなたが人を憎むなら、あなたは、あなた自身の一部でもある彼の中の何かを憎んでいるのだ。我々自身の一部でないようなものは、我々の心をかき乱さない。
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世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。だから君も、死ぬには美しすぎるものが人生には多々ある、ということを発見するようにしなさい。
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忘れてはいけない。偉大な人間になって、なにか立派なことを創造しようと思ったら、多くのことを断念することができなくてはならないということを。
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馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くこともできる。だが、最後の一歩は自分ひとりで歩かなければならない。
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我々がある人間を憎む場合、我々はただ彼の姿を借りて、我々の内部にある何者かを憎んでいるのである。自分自身の中にないものなんか、我々を興奮させはしないものだ。
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彼は、恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。しかし、大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。
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日の輝きと暴風雨とは、同じ空の違った表情にすぎない。運命は、甘いものにせよ、にがいものにせよ、好ましい糧として役立てよう。
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愛は、哀願して得ることも、金で買うことも、贈り物としてもらうことも、路上で拾うこともできます。けれど、奪い取ることだけはできないのです。
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私が人生を諦めて、自分一個の幸不幸などはどうでもよいと悟って以来、少なくとも人生は、私にやさしくしてくれるようになった。
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あなたの苦しみを愛しなさい。それに抵抗しないこと、それから逃げないこと。苦しいのは、あなたが逃げているからです。それだけです。
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名声などというものに、いったい何の価値があるだろうか。本当に内容も価値もある人間たちが、みな有名になって後世に知られているとでも、あなたは思っているのだろうか。
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木は神聖なものである。木と話す、木に耳を傾けることを知るものは真理を知る。木は教義も処方も説かない。木は個々のことにとらわれず、生の根源法則を説く。
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僕は、僕の内部からひとりでに出てこようとするものだけを、生きてみようとしたにすぎない。それがなぜ、あれほど難しかったのだろうか。
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あなたは深いところで、とてもよく知っています。たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。それは「愛すること」だということを。
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教養と知識は別物だ。危険だと思われるのは、勉強していくにつれて陥るあの呪われた知識というやつである。どんなものもみな、頭を通らなくては気がすまなくなる。
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どんな精神的で教養ある人間でも、ひどく単純素朴でインチキな公式の眼鏡をいつもかけて、世界や自分自身をみる。―特に自分自身をみている。
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天才は万人から人類の花と認められながら、いたるところに苦難と混乱を惹起する。天才はつねに孤立して生まれ、孤独の運命を持つ。天才が遺伝することはありえない。
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真理は、その正反対も同じく真理である。言いかえれば、常に真理は、それが一面的である場合にのみ口に言われ言葉の衣装に包まれることが出来る。
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人間は自分をあまりに重要視しすぎるのです。我々人間は、鳥やアリの生より決して困難なものではなく、むしろもっと楽で素敵なものです。
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先生やパパやどこやらの神様に気に入られるだろうかなどいうことは、問題にしないことだ。そういうことを気にしたら、我が身の破滅を招くだけのことである。