記憶力が異常に強い人がいます。こういう人は、一般的に体験を整理して、意味を見出すという能力は低いということが、経験的に分かっています。
茂木健一郎
茂木健一郎のその他の名言
-
人というものは、それぞれ、事情がある。仕事に集中できないプライベートの状況がある場合もあるし、何とはなしに不調ということもある。しかし、それらのことは、マーケットの向こうにいるお客さんには関係ない。
-
人間の脳の使われ方の中で、最も高度なものの一つは、コミュニケーションである。知識やスキルは、人工知能やロボットに置き換えられてしまう時代。関係性や、絆こそが、ビジネスで最も大切な「人的資源」となる。
-
根拠なき自信を持つことが大切。子供はこの根拠なき自信を持って成長します。赤ん坊がヨチヨチ歩きを始めるときに「僕できるかな?」なんて思わないですよね。自信なんて根拠がある必要はないんですよ。
-
脳も筋肉と似ていて、確実にできることをやっているだけでは成長しません。できるかどうかわからないギリギリのところを成功させて、初めて脳内の回路は強化されます。
-
壁にぶつかった時や重大な決断を下すときは、論理的な思考よりも感情が訴えかけてくるものに従う、つまり直感を信じることが大事です。
-
涙は、自分では受け止めきれない何かを受け止めた時に流れ出す。今の自分では処理できないと感じた時に、涙がオーバーフローするのである。
-
集中して時を忘れる「フロー」の状態では、頑張っていることは実は嬉しいこと、楽なことである。頑張るということは、決して無理をするということではない。
-
立場が違うからといって、コミュニケーション自体を断ってしまうのは愚かである。反対の立場の人との対話を続けることが、プロジェクトの成功に欠かせないことも多い。
-
頑固な人は、それだけ取れば短所だが、一つのことをやり遂げるという意味では長所である。優柔不断な人は、決断できないという意味では短所だが、さまざまな角度からじっくり考えるという意味では長所である。
-
相異点ばかりでは好きにならない。共感できる点がなければ、一緒にいて心地良くない。共感できるところと、未知の部分が入り混じった、偶有的な存在が理想の相手である。