社内で大事にしている考え方に「良質な非常識」というのがあります。常識だと思われていることを疑える感覚を持っている人のことです。社内で定着している業務のフロー、あるいは業界慣習といったものの中には非効率なまま放置されているものがたくさんあります。しかし誰もが「変えられないもの」「仕方のないこと」と思い込んでいることは多いのです。本当は「これだけ環境が変わっているのに、ずっと同じやり方をしているのはおかしいよね」と声をあげなければいけない。それが「良質な非常識」を備えた人材です。
守安功
守安功のその他の名言
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ほんの数人が新しいものを生み出し、とんでもない価値を生み出す例はいくらでもあります。モバゲーにせよ、怪盗ロワイヤルにせよ、開発したのは5人ほどのチームですから。
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弊社では役職や年次、スキルに関係なく、自分の考えをその場で発言しなくてはいけないと繰り返し提唱してきました。いまではそれが、すっかり文化として根付いています。
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シンプルに話すという意識は、グローバルな展開をするようになり、さらに強くなりました。外国人とのコミュニケーションでは、自分の考えを明確に伝えることが何よりも重要です。
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心底悔しいと感じる経験をして、なにくそと思ってモチベーションを高めることも必要です。失敗したときに「しょうがないか」と思ったらダメです。
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部下たちが発言しやすい環境をつくったうえで、正しく、誤解されないようにメッセージを伝えることが、上に求められる役割です。
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我々のインターネット業界は歴史が浅いだけに技術革新が常に起こり続けています。その中で勝ち続けようとすれば外部環境の変化を見極める、絶えず自分たちのやり方を変えていくということが必須です。
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リーダーを目指すならばジェネラリストとして様々な経験を積みながらやっていった方がいいと思います。私の場合、多様な仕事を振られて、会社の事業全体に詳しくなっていったのはよかったと思います。