曹操
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将たるものは、怯弱の時あるべし。ただに勇をたのむべからず。
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快楽に溺れる人生ほど、詰らない人生はない。
しかしここで何ができましょう。良い土地に移り良い政治を行ってくだされ。
3
天下国家のために兵を動かすならば世間の人も認めましょう。しかし私的感情で兵を動かせばただいたずらに世の中を混乱させるだけと見られます。
功なき臣を官せず、戦なき士を賞せず。
よろしい。天よ我に百難を与えよ。奸雄ならずとも必ず天下の一雄にはなってみせる。
2
私は、こうなることが、分かっていた。自分が聖人だから、というわけではない。ただ、天下のことを、経験してきたからだ。
俺はお前が命をはって守っただけの男になってみせる。
お前の首ひとつで三十万兵士の不平をしずめようというのだ。
しかし戦には機というものがある。その機を逃して勝利はありませんぞ。
君に事えてその本を忘れざるは、天下の義士なり。[解]君主に仕えてその本分を忘れないのは、さすがに天下の義士だ。
火事も小火程度なら消しやすい。
さあ酒でも飲んで気持ちを大きく持ちなされ。
今、天下の英雄は、ただ使君の徒、数うるに足らず。
皆の者もう少しの辛抱だ。この山を越えると梅の林がある。
山は高きを厭わず海は深きを厭わず。[解]山はどんなに高くてもその高さをいやがることなく、海はどんなに深くてもその深さをいやがらず、いくらでも高く、また深くなろうとすることから、力のある者が人材を得て、いっそう強大になろうとする。
将がうろたえれば部下はますます浮き足立ちますぞ。
追え!地の果てまでも追い詰めよ。
ここで酒を飲みぐちをこぼしていたら世の中が変わるとでも言われるのですか。
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや。[解]小人に大人の考えは理解できない。
曹操のすべての名言