曹操
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天下国家のために兵を動かすならば世間の人も認めましょう。しかし私的感情で兵を動かせばただいたずらに世の中を混乱させるだけと見られます。
危うきに乗じて、もって倖を求む。
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将たるものは、怯弱の時あるべし。ただに勇をたのむべからず。
よろしい。天よ我に百難を与えよ。奸雄ならずとも必ず天下の一雄にはなってみせる。
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成功には、粘り強さより、大切なものはない。粘り強ければ、いかなる障害も越えられるから。
快楽に溺れる人生ほど、詰らない人生はない。
功なき臣を官せず、戦なき士を賞せず。
しかし戦には機というものがある。その機を逃して勝利はありませんぞ。
月旦を以って、各自、欠点を省みよ。わたしも、必ず、それに、目を通そう。
さあ酒でも飲んで気持ちを大きく持ちなされ。
どんな職業でも成功すれば、妬みを買うものだ。
私は、こうなることが、分かっていた。自分が聖人だから、というわけではない。ただ、天下のことを、経験してきたからだ。
怒りて容を変えず、喜びて節を失わず。[解]怒っても顔色を変えず、喜んでも節度を失わない。
金を手にして好い気になるのは、愚か者だけ。
老驥櫪に伏すとも、志、千里に在り。烈士募年、壮心巳まず。[解]駿馬は年老いて馬屋に繋がれるようになっても、志は千里の彼方に馳せているものである。それと同様に、信念を貫き通す男というものは、年老いても、やってやろうと若々しい気持ちを失わないものだ。
将がうろたえれば部下はますます浮き足立ちますぞ。
君に事えてその本を忘れざるは、天下の義士なり。[解]君主に仕えてその本分を忘れないのは、さすがに天下の義士だ。
今、天下の英雄は、ただ使君の徒、数うるに足らず。
ここで酒を飲みぐちをこぼしていたら世の中が変わるとでも言われるのですか。
我、人に背けども、人、我に背かせじ。[解]私が人を裏切ったとしても、人には私を裏切らせない。
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