クルマでいえば、「意識的に少しアクセルを強めに踏む」ようにリスクをとるように心がけています。経験を積むと、どんな局面でも「これさえやっておけば、無難に収まる」といったやり方を人は自然に覚えていきます。それを避けるために、少し思い切ったことをやるのです。ベテランは黙っていても無意識にブレーキを踏みますから、少しアクセルを強めに踏んだとしても、結果的にちょうどいいくらいのリスクをとっているといえるのです。
羽生善治
羽生善治のその他の名言
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頭の中に空いたスペースがないと集中できない。対局場に向かうために移動するとき、基本的になにも考えずに窓の外の風景を見たり、将棋に関係ない本を読む。
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いまの情報化社会では知識や計算は簡単に手に入る、出来るものです。だからもうあまりそれらに意味はない。これからの時代の人間にとって大事なのは決断する事だと思います。
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自分が思いついたことは、他の誰かも思いついているものなんです。これは経験則として、ほぼ間違いなくそうなんで。あんまり持っていてもしようがない、というのはあるんですよ。
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誰でも最初は、真似から始める。しかし、丸暗記しようとするのではなく、どうしてその人が、その航路をたどったのか、どういう過程でそこにたどり着いたのか、その過程を理解することが大切。