経営者の仕事は大きく2つ。メンバーが毎朝、会社に行きたくなるような楽しい組織をつくる。楽しければ必ずいいアイデアが生まれますから。これが9割。そして、残りの1割は、メンバーがわからないことをはっきり決めてあげる。これだけですよ。
出口治明
出口治明のその他の名言
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技術の進歩はあっても、人間の脳は1万3千年前から進化していないのです。だからこそ、社会を知るという意味では、時の洗礼を受けて脈々と生き延びた古典を読むことが一番役に立ちます。
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やるべき仕事に集中し、そのほかのことを割り切れば、あまり疲れなくなる。そうして必要な仕事にだけエネルギーを注げば、早く帰れるはず。
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失敗するのは当たり前。失敗を積んでいくうちに、人はだんだんと賢くなっていく。そもそも人生は、失敗の連続。僕もたくさん失敗してきた。
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リーダーの条件として、僕は後継者を選ぶ能力も重要だと考えています。偉大なリーダーでも、後継者選びに失敗したケースは枚挙にいとまがありません。
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我々は身の程を知り、「1人では何もできない」と謙虚になることが大切だ。リーダーになったとしても、それはたまたまそうなっただけだ。運に恵まれ、うまく適応できただけだ。
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長所を伸ばし短所を直すことは、トレードオフの関係です。短所を直すと、長所も削られて丸くなる。つまり、同様なメンバーばかりになり、環境変化に対応できなくなるのです。
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既存の生保では、販売員の組織を維持することがすべてに優先するようになり、普通の商品がつくれなくなってしまいました。恋人や両親に安心して勧められるようなわかりやすい商品をゼロからつくりたい。
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成功体験を持っている人にそれを捨てろと言っても、なかなか捨てられない。今の日本のしんどさの原因は、「成功が失敗の母」になってしまっているからだと思います。
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人はその土地と風土の創造物だ。誰もが自分の生まれ育った土地や、先祖への愛情を抱いている。だから、あらゆる人たちと胸襟を開いてつき合うためには、世界中の歴史と地理を学び、相手の背景を知る努力をすべきだ。
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いくら強い思いがあっても、それを言葉にしなければ伝わりません。また、言葉があっても、下手な話し方だと「共感」が得られず、メンバーがいつか面従腹背になってしまうかもしれない。
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人間は偶然の出会いを繰り返しながら、人生を構築していく生き物です。自分自身の転機を振り返ってみてください。すべての転機が何らかの偶然の出会いから生まれていることに気づくでしょう。
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最も大事なのが熱意。「これができないなら、僕は辞めます」くらいの熱意で語れば、反対している人もたいてい「そこまで言うなら一回やらせてみようか」という気になる。