魚谷雅彦の名言
元日本コカ・コーラ社長、資生堂社長
魚谷雅彦の名言。全90個。
-
部下の不出来を愚痴る前に、自分は部下にとってどんな上司なのか、コミュニケーションは的確にできているのかどうか、部下が自発的にイキイキ働けるような環境作りを十分にやっているか、自問自答してみてください。
-
発想は、考えに考え抜くしかありません。仕事としてやらされているという気持ちではダメ。問題意識をいかに持つかが重要です。ベッドの横にもペンと紙を置く。
-
モノが売れない時代にモノを売るには、新しい価値を持った商品の一番手になることが大切なのです。市場は奪うものではなく、創るものなんです。
-
講演などをするときにユーモアから入るのは、別に笑わせることが目的ではありません。ユーモアでみんなの気持ちがオープンになると、本題に入りやすくなるのです。
-
リーダーには優れた洞察力をもって、戦略を立てる能力が不可欠です。しかも、戦略を立てるだけではなく、それに基づいて意思決定を下す胆力も必要です。
-
「俺はこんなにすごいことを考えているのに、なんでみんなわかってくれないんだ」なんて歯ぎしりをしているビジネスマンが非常に多いと思います。彼らは、人の心に届くコミュニケーションができていないんです。
-
ライオン時代、「電車に乗っているときも、吊革につかまってボンヤリ外なんか眺るな」とよく言われました。電車に乗るだけでたくさんの人間観察ができるのです。電車に乗るだけで実に様々なことに気づきます。
-
言葉は重要です。マーケティングの仕事のみならず、人生や家族間でも小さな言葉で雰囲気をよくしたり逆に傷つけてしまったりすることがありますからね。
-
ブランド価値の向上には社会とのつながりが重要だ。そのために、広告はもちろん、接客、メディアの取材など、あらゆるコミュニケーションにおいて「近頃の資生堂は元気だ」と思ってもらえる活動を展開したい。
-
経営層には役割と責任がもちろんあるんですが、やっぱり現場感覚を経営者自身が持つこと。その行動を見ている社員に、自分たちはもっと頑張らなきゃと思ってもらうことが大事です。
-
日本の技術は世界に類を見ないほど高度なものであることは間違いありません。むしろ、これからはその技術をうまく活用して消費者の求める商品をつくる発想力や企画力があるかどうかが勝負なのです。
-
市場環境が変化する中、現状維持にとどまっていては、今のポジションはとても維持できない。市場の変化をもっと敏感に感じ取り、様々な自己変革を促したい。
-
私がマーケッターとして目指しているのは、「人の心に価値を届ける」ことです。ただ単に商品を売るのではなく、我々の価値に共感してくれて、結果として商品を買っていただけることを目指しています。
-
いくら短期的に結果を出すことを求められても、「俺が、俺が」で一人の力でやろうとしても、組織は絶対に動いてはくれないものなのです。
-
大事なのはコスト削減ではなく、効率的な運営を体質化すること。そのためにもプロセスを変えていく。人員削減ではなく、今いる人が活性化していくことが大切。
-
単に英語を学ばせるだけでは、真に多様な組織にはなりません。日本人の強みは、どんな環境にも適応できる国民性です。異質な人材や意見を受け入れることで、企業の幅が広がるのではないでしょうか。
-
マーケティングも部下教育も本質は同じです。主人公はあなたや会社ではなく、顧客や部下です。会社の場合、「個客に恵まれない」と愚痴る会社があったら、笑われるだけでしょう。部下に関しても同じです。
-
マーケティングを重視すると、企業と顧客の関係が様変わりします。一方的に企業が商品を売り込むプロモーションに代わり、顧客から企業への情報提供も含む双方向のコミュニケーションが非常に大切になるのです。
-
「しゃべらせること」は、リーダーの大切な仕事。話しやすい環境をつくって、社員が日頃思っていることを引き出すように心がけている。
魚谷雅彦について
魚谷雅彦は日本の経営者。日本コカ・コーラと資生堂社長で社長を務めた。同志社大学卒業後、ライオン歯磨を経て1991年にクラフト・ジャパン(元・モンデリーズ・ジャパン)に入社。副社長にまで昇進する。その後1994年に日本コカ・コーラに副社長として迎えられ、2001年に社長に昇格。2007年マーケティング企業ブランドヴィジョンを設立。2011年ブランドヴィジョンで取引のあった資生堂に転じ、2014年に社長に就任。