橋下徹
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交渉とは不満足の分配作業だ。
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本当になんでメディアというのは統計学の基礎も知らないのかなと思うんですが。僕の任期中の数字の変化を出してもらうのはいいんですよ。僕がやったことが大阪をバラ色に変えたなんて思いませんよ。でも統計学をやるときには前の府政、市政との比較をやってもらわないと。
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アメリカ、ロシア、中国の協調による世界コントロールの時代に突入する可能性大。これは朝日新聞、毎日新聞的な世界平和だが、日本にとっては苦しい状況。世界平和が単純に日本にとってプラスになるわけではない。世界平和の中身を考えなければならない。
自民党では本気の改革はできない。自民党の公約は、野心的な数値目標が掲げられている。基本的には賛成だ。しかし自民党はそれをどうやって実現するのかを逃げている。あの野心的な数字を実現するためには、死に物狂いの改革を断行しなければならない。しかしその改革には死に物狂いで既得権が抵抗する。
居酒屋で隣に座った人に説明して、理解してもらえるかという視点で説明してほしい。
法定協議会で、知事、市長が、20分の2しか与えられていないことが、そもそもおかしい。知事、市長、議員は皆同じ一人の人間。そこに優劣はない。しかし政治的な一票となると違う。知事、市長が背負っている民意と、議員が背負っている民意は決定的に違う。
大阪をニューヨークやロンドンに勝てる都市にする。政治は夢がなければ。夢に向かってみなさんと歩みたい。
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僕も時間無制限に答えているので、メディアも全体の文脈から趣旨を解することに努めるべきだ。そして、うん??と言う発言があれば、その場で真意を正せばいい。時間無制限なんだから。こちらも発言に責任はあるが、記者も発言の真意を確認する責任があるだろう。
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国会などで議論をする際に、自称インテリは「議論を尽くせ」「話し合いで解決しろ」「数で押し切るな」とばかり叫ぶ。それが民主主義だ、と。でもね、問題には話し合いで解決できるものと、できないものがある。自称インテリ以外の、日々問題を解決しなければならない人たちは、延々の議論は避けなければならない。そのためには、意味のある議論と意味のない議論の峻別能力が最も必要とされる。
原発政策の道筋を示すのは、これからの作業だ。政策の実現プロセスを踏まえれば、一番重要なことは、野党でも霞が関をフル活用できるようにすること。この仕組みを作らないと、原発政策について各政党が道筋を持ち寄って議論することができなくなる。政党には道筋は示す能力はない。
今の段階では脱原発依存体制の構築を目指す。そしてそれに向かって、官僚組織や専門家に、論点・課題整理をしてもらいながら、具体的工程表を作っていくとしか言いようがない。そして工程表ができてから、国民に方針を宣言する。各政党、具体的な工程表を基にして、初めて実質的な議論ができる。
専門家たちが散々議論しても結論が出なかった問題、あるいは誰も確信を持てないという問題、そこへ判断を下すのがトップというもの。つまり理屈で判断できるレベルの問題であれば、トップが乗り出すまでもなく、しかるべき段階で判断が下されているはず。理屈で簡単に解が見出せないからこそトップの判断が求められる。
日本維新の会のメンバーは主張が激しいから、しょっちゅうぶつかりますよ。意見の対立はありますよ。それで良いんです。政治家グループなんだから。だけど最後はまとめる。決定する。それが政党の役割。これからもどんどんメンバー間の対立を出してやる。政治部は対立だ、対立だとバカ騒ぎしておけ!
僕は悪い部分は悪いと言ってもらっていいんだけど、以前と今を比較してもらってどうなんだというところはもっとちゃんと検証してもらいたいなと思いますけど。
目標を決めて、手段を考えて、徹底的に準備する。これが僕の行動パターン。
相手方の価値観に訴え得る「お願い」だけが、その人を動かすことが出来る。
個々の地域の住民が求める幸福の方向に向かって、都市を経営していかなくてはいけない。
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議論の当事者の立場・価値観が根本的に、決定的に異なるのであれば、いくら議論をやっても妥協の余地はなく、延々平行線。これは議論の中身の問題というよりも、どちらの立場・価値観に立つかの問題。すなわち議論には土俵があるんだよね。同じ土俵に乗らないと意味のある議論にはならない。そもそも議論の当事者が考えている土俵が違うのであれば、まずどちらの土俵で議論するかを決めなければならない。これができない人たちの議論は永遠に解決の光が見えない自己主張と批判の応酬になるだけ。
政治指導者や企業トップは、「正しいことは何か」を的確に判断する力よりも、「正しいことを言うのは誰か」を判断する力を持つことが重要だ。判断に必要な論点を設定して、その論点について専門家の意見を聞くにしても、トップが専門家と同じレベルまで自ら深く勉強するなんて無理。トップが専門家と同じレベルの専門的知見を持っているなら、そもそも専門家など不要になってしまう。だから専門家の意見の中身について、トップが専門的に検討することは無駄なので辞めた方がいい。トップは「正しいことを言うのは誰か」という視点で判断するしかない。
自分が正しいと思っている価値観でも、相手にとっては正しくないという事態がどんどん生じる。この価値観の実体論にこだわっているのが日本のメディア。自分の価値観が絶対的に正しいと信じ込んでいる。違う。どの価値観が正しいかは分からない。だから公正なプロセスでどれを採用するか決定しよう。
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