橋下徹
2
日本はギャンブルを遠ざけてお坊ちゃま、お嬢ちゃまの国になっている。ちっちゃいころからギャンブルを積み重ね、勝負しないと世界に勝てない。
7
私もいわゆる同和地区というところで育ったが、同和問題は全く解決されていない。
4
僕がなぜ大阪市で近現代史の教育施設をつくろうとしているのか。日本はディベートの原則を知らない。自分の主張を展開する前に、相手の主張の本質を徹底的に吟味すること。表面的な言葉ではなく、その思考過程を吟味すること。これをしなければディベートには絶対に負ける。
1
確かに僕は公人ですし、報道の自由というものは最大限尊重しなければいけないと思っています。だから何を書いてもらっても構わない。しかし、家族や子供のことにまで踏み込むのはどうなのかと問題提起し続けました。それでもバカ週刊誌はまったく聞く耳持たずで、いろいろなことが報道されました。ただ、そうしたなかで現代社会における反論の道具というものが、僕ら政治家にも与えられた。反論の道具が与えられた以上、メディアは一層厳しく公人に迫っていけばいいと思うんです。
0
身分が絶対的に保証される、つまり公務員はクビにできない、という価値観はあり得ません。公務員も能力や意欲がなければクビを切られるし降格もされる。労働基本権の問題は、この価値観を前提に考えられるべきなのです。
6
世界では自らの命を落としてでも難題に立ち向かわなければならない事態が多数ある。しかし、日本では、震災直後にあれだけ「頑張ろう日本」「頑張ろう東北」「絆」と叫ばれていたのに、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法9条が原因だと思っています。
ヒューマンマインド、スポーツマインド、ソーシャルマインド、コーチングマインドというコア科目を設置します。このことを前提に受験生は受験して下さい。これまでの体育科ではありません。ただし、学校再生の道筋が付けば、将来的に専門化に改編することも視野に入れています。
僕は単にストレス発散といいますか、頭にきたことをツイッターで発散しているだけです。いまは時間の都合で返信しませんから、フォロワーから「何で橋下さんはちゃんと返信して答えないの?自分の一方的な発信ばかりでコミュニケーションになっていない」とよく言われるのですが、あれは僕の独り言です。嫌だったらフォローを外してください。
総選挙は、政策を選ぶと言うよりも政党を選ぶもの。だから特定政策について国民意識が変更になったと言うよりも、政党の統治能力に関して国民が審判をしたに過ぎない。原発政策についてでだって国民の意識はそれほど変わっていない。しかしそれよりも民主党の統治能力に国民が嫌気をさしただけ。
マッカーサーも、日本の非武装、非軍事化を大きな使命と認識していた。日本国憲法もその文脈で作られた。このあたりは、アメリカの占領政策の経緯、もっと言えば、第二次世界大戦中にアメリカで既に進められていた戦後の対日基本方針の経緯、そして日本国憲法の制定過程を見れば明らかである。
政治権力の根幹は人事権と予算権。これを選挙で選ばれてもいない公務員が行使していることが過ちだった。
5
日韓の歴史家の共同作業をもってしても100%事実が明確化しない場合もある。それでも今より少しでも明確化すれば前進だ。なぜコメンテーターは批判ばかりして物事を少しでも進めようとしないのだろう。批判のための批判では、結局何もしない、現状維持になる。政治は一歩でも前に進めるためのものだ。
今のシステムでは時代のニーズに合わないことがはっきりしている以上は、現状維持ではただただ衰退していくのみ。どうしても今のシステムを変えないといけない。
3
今、大阪都構想に批判や文句が山ほどぶつけられるが、では対案はどうなんだ?というと、対案は一切なし。結局、現状維持。批判や文句はやろうと思えばいくらでも言える。しかし新しい構想を示すとなるとこれはとんでもなエネルギーが必要。批判や文句は誰でも気軽にできる。それは評論家に任せれば良い。
僕は大阪市役所の「所長」にすぎません。そこをわきまえておかないとしっぺ返しを食らいますから。
自民党にはもう一度再考してもらいたい。政治家が大きな方針を決めて、専門家が中身を詰める。その最初の大きな方向性が間違うと、とんでもない制度になる。自民党の認識は不十分。教育行政の問題は、助言指導行政。指導主事の責任のあいまいさ。責任を持つ者に人事権を持たせるべき。
「独裁」という言葉だけを捉えて、「反独裁」しか言わなかった、そういう既存の政党には有権者は飽き飽きしているんだと思います。
民意を無視する職員は、大阪市役所から去ってもらいます。
今の教育行政は、完璧な中央集権体制。国が動かなければ地方は何一つ動けない体制。そこを何とかしようと挑戦したのが大阪教育基本条例だった。今の教育行政の体制は、地方の首長や議会を教育から排除し、文科省をトップとする鉄のピラミッドとなっている。
こんなことは政治行政の世界ではしょっちゅうあります。議会に決定権はないけれど、決議をするということはよくあります。公募区長の人事権は議会にはありません。しかし、公募区長を何とかしろ!交代させることも考えろ!という議会の決議がありました。議長を不信任にする権限は議会にありません。
橋下徹のすべての名言