橋下徹
0
憲法92条を中心に、第8章の改正。地方公共「団体」から地方「政府」に規定し直し、道州制を憲法上の制度とする。これには若干の時間がかかるので、まずは96条を改正する。まさに道州制改憲だ。道州制には自民党、公明党、みんなの党も賛成なので、道州制改憲には反対しないだろう。
2
僕の性格、しつこいですから。やるといったらとことんまでやる。
メディアが持っていない情報も、全て僕のところに上がってきている。生徒の前に出向いたのは、僕の考えを直接話すため。もし生徒の話を聞けと言うなら、全員の話を聞かなければならないだろう。直接聞かなくても、生徒の思いは、文書で僕のところに上がってきている。
1
政治は最後は決めなければならない。多数決の世界だ。多数決を採る前に徹底的に議論をする。できれば合意を目指す。無理なら多数決だ。
勉強もスポーツも大事だが、何より大事なのは挨拶。挨拶さえしていれば何とかなる。
5
グレーゾーンを残したまま交渉に臨むことは、交渉を長引かせ、こじらせるもと。
9
大阪市民の皆さんの住民投票の判断を僕は大変、重く受け止めています。政治家ですから、負けは負けと潔く認めます。相手を叩き潰すつもりで戦争を仕掛けて、逆に叩き潰されたわけです。反対派とも徹底的に議論した結論です。これが民主主義というもの。住民投票を通じて、民主主義の素晴らしさを感じることができました。
6
マッチョな政治家は、サッチャー元英国首相のフォークランド紛争における対応を引き合いに出す。こんな政治家は本当の厳しいケンカをやったこともないんだろう。ケンカは場が重要。サッチャー元首相はそこを十分認識していたはず本土から遠く離れたフォークランドでケンカをやっても本土に影響はない。
先の統一地方選挙において、維新は府議会で過半数、知事選挙、市長選挙でも勝利した。市議会でのみ過半数を得られなかった。この選挙の結果を受けて、なぜ法定協議会で維新の会が過半数を得られない?それは維新の会が野党に配慮してきたからだ。これを原則に戻すだけだ。
政治家は究極のところ、自分を語る仕事。
政治家は原理原則として、人から好かれる人間でなければいけません。敵が多い僕のような人間は、所詮ワンポイント・リリーフ。
ネットでの選挙運動を制限すると、既存の政党ばかり利する。これから既存の政党は、バンバンテレビ広告、新聞広告をやるだろう。政党交付金という国民の税金で。政党の収入の公金依存率は80%を超えたとの報道があった。となるとこの既存の政党の莫大な広告宣伝費の80%は公金だ。
世界に主張していくにはフェアかアンフェアか、ここに絞って主張すべき。
3
教育委員会制度も同じ。全国1700ある自治体を全部一括りにして、一つの教育委員会制度で組織を動かそうとするから失敗する。家族4人でやっている商売から、5万人の従業員を抱える企業までを一括りにできるわけがない。
既得権の打破は、日本維新の会の政治哲学。大きな抽象的な政治哲学を唱える国会議員が多いが政治は実践してなんぼ。アーツカウンシルは、文化の既得権打破の実践例。
9条がなかった時代には、皆が家族のために他人のために汗をかき、場合によっては命の危険があっても負担することをやっていた。9条の価値観が良いか悪いかを、国民の皆さんに判断してほしい。
僕は反対意見を言われて納得いかなければ反論します。反対意見はいくらでも構わない。だから小沢議員が反対意見を言われたことは維新の会の議論が活性化することで良いことなんです。僕がブチンと来たのは、「口を出すな」と言われたこと。この点は誤解なきよう、お願いします。
大阪府市のエネルギー戦略会議では、エネルギー需給転換のための具体的工程表をやっと完成させることができた。1年以上かかった。具体的工程表作りとはこういうこと。府市エネルギー戦略会議が作った工程表も、さらに詰めるには政府の力が必要。
議論の対象として何を設定するかの理論。市長選挙の争点は都構想の是非ではない。これは住民投票、場合によっては来年の統一地方選挙のテーマ。今回は、住民投票のため、来年の統一地方選挙のための判断材料である大阪都構想の設計図を夏までに作るかどうかがテーマだ。
日本維新の会の内紛模様が色々報道されているようですが、党内で意見の違いがあって当然。意見の違いがなければないで、橋下の個人商店と言われるし。政党だから批判されるのは当然にしても、まあとにかく党として最後の結論が出せるかが勝負。天才的幹事長の松井大阪府知事がいる限り大丈夫。
橋下徹のすべての名言