現代のような成果主義、前進主義の世の中では、悩みは否定的にとらえられてしまう。解答を急ぐ時代だからです。その結果、何をどうしていいのかわからなくなってしまう。
姜尚中
姜尚中のその他の名言
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悩むことは重要なんです。もしかしたら、答えは出ないかもしれない。でも、悩みの海を泳いでいく力をつけなければ、生きていくための内発的な力は出てこないのです。
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どんなに後悔に満ちた人生でも、過去は変えられない。神様だって否定できない。だから、自分がここまで生きてきた過去という事実に誇りを持ってほしい。
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若い人には大いに悩んで欲しい。悩むこと、そのものに意味があるのです。答えの出ない悩みと向き合うことで、思考力や生きる力が生まれてくるのですから。
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将来の不安ばかりに意識を向けることは、避けなければなりません。未来という不確かなものは、現在の自分にとっては「無い」のと一緒。それなら、必要以上に未来を思いわずらうのは無意味。
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いまの日本は非常事態が日常化している。だからこそ、しっかりと悩む力が必要なんです。もっと悩んでいい。ただし、1ミリぐらいは変わらなきゃいけない。自分が変われば、初めてビッグなものが見えてきますよ。
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堂々と悩んでいい。生きるとは、不確実性を抱きしめること。これからの日本は不確実性はますます高まる。そんな時代にどう立ち向かっていくか。大切なのは悩むこと。大いに悩めばいい。
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よく「悩まないで済む方法」なんて題の本がありますが、それは誤りです。人間は生きている限り、悩みはなくならないものです。ならば、徹底的に悩みましょう。
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人間は悩まないと本当の力は出てこない。中途半端に悩んでいるから、中途半端な決断しか出てこない。「悩む力」を養うことで、自分の人生を切り開いていくための決断力が磨かれる。
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目の前のことだけを見るのではなく、それをより広い世界の中に位置づけて見ることは重要。自分の仕事が10年後、20年後も安泰なのかどうかも、そうした見方ができなければ判断ができません。
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20代最後の年、旧西ドイツに留学したことで、世界の見方が変わりました。見方が変わるということは、自分が変わるということ。ですから、この留学が私の人生のターニング・ポイントだったと言えるでしょう。
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視野狭窄に陥らないためには、身の置き場所を変えてみること。それが難しければ、文学を通して、他の人の人生を疑似的に体験するのもいいのではないでしょうか。