当社の従業員満足度が高い背景には、モチベーションだけではなく、キャストがお互いに協力して学び合いながら、顧客満足度の向上に取り組むような工夫を取り入れていることも大きいと思います。例えば、「ユニバーシティ・リーダー」の存在です。現場のキャストからお手本となる人材を毎年15人程度選抜して1年の任期で、他のキャストの各種研修で先生役を務めてもらいます。正社員だけが教え込むのではなく、現場のキャストが自分たちで考えることがサービスの向上につながっていきます。
加賀見俊夫
加賀見俊夫のその他の名言
-
自分の意見通りにいかない場合もありますが、それでも決して腐らないで、次のチャレンジをどうするか。企業にとって進化が止まったら終わりです。失敗してもいいから挑戦して進化し続けること。これがとても大切。
-
人と人がフェース・トゥー・フェースで接するテーマパークのようなビジネスでは、キャストの機転がゲストの感動を呼び、時に失望につながりかねないのです。
-
準社員がディズニーの基本理念を共有すれば、中長期にわたって活躍しますし、結果として顧客満足度や企業価値の底上げに結びつきます。
-
私は同期の中でも役員になるのが一番遅かったんです。でも、いずれ追い付くだろうと思っていました。とにかく自分の仕事をしっかりやっていればいいんだと。
-
物質面での豊かさが、ある程度の飽和点やレベルに達したときに初めて「次は心の豊かさを求めたい」といったニーズが芽生えて当社のようなビジネスが出てくる。
-
もし東京ディズニーランドのオープンが5年遅かったら、トップバッターを走れなかったでしょう。やはり、2番手、3番手になったらイメージが違います。その意味では、ラッキーでしたね。