レフ・トルストイ
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人生には唯一つだけ疑いのない幸福がある。人のために生きることである。
人生とは、とどまることなき変化である。つまり、肉の衰弱と、霊の生活の強化・拡大である。
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神々は人々に食物をつかわしたが、悪魔は料理人をつかわした。
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真実だけでできていたなら、歴史はすばらしいものだったろうに。
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日記とは自己との対話である。
肉体にだけピッタリした着物を着せるよりも、むしろ良心にピッタリした衣をまとわせるがよい。
他人の罪は目の前にあるが、自分の罪は背後にある。
幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。
人間の真価は分数のようなものだ。分母は自己の評価、分子は他人による評価である。分母が大きくなるほど、結局、真価は小さくなる。
愛は人生に没我を教える。それ故に愛は人間を苦しみから救う。
食後の睡眠は銀、食前の睡眠は金。
幸せになりたいのなら、なりなさい。
死ぬとき人間はひとりである。
額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。また健康な思想も頭脳に沸き得ない。
死への準備をするということは、良い人生を送るということである。良い人生ほど、死への恐怖は少なく、安らかな死を迎える。崇高なる行いをやり抜いた人には、もはや死は無いのである。
時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る。
何の試練も受けていない者は、試練を受けている人に、何も教えることはできません。
きわめてつまらない小さなことが性格の形成を助ける。
自分を憎む者を愛してやることはできるが、自分が憎む者を愛してやることはできない。
純朴と、善良と、正義のないところに、偉大はない。
レフ・トルストイのすべての名言