レフ・トルストイ
0
日記とは自己との対話である。
1
肉体にだけピッタリした着物を着せるよりも、むしろ良心にピッタリした衣をまとわせるがよい。
他人の罪は目の前にあるが、自分の罪は背後にある。
幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである。
食後の睡眠は銀、食前の睡眠は金。
死ぬとき人間はひとりである。
人生には唯一つだけ疑いのない幸福がある。人のために生きることである。
2
死への準備をするということは、良い人生を送るということである。良い人生ほど、死への恐怖は少なく、安らかな死を迎える。崇高なる行いをやり抜いた人には、もはや死は無いのである。
3
誰もが世界を変えることを考えるが、誰も自分自身を変えることは考えない。
7
時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る。
自分を憎む者を愛してやることはできるが、自分が憎む者を愛してやることはできない。
別の人間に仕立てようというような不可能なことを、相手に要求してはならない。
人間の真価は分数のようなものだ。分母は自己の評価、分子は他人による評価である。分母が大きくなるほど、結局、真価は小さくなる。
純朴と、善良と、正義のないところに、偉大はない。
夫婦喧嘩は喧嘩ではなく、あれは性欲がやんだ結果現れたお互いの本当の関係に過ぎないのです。
神を見た者はどこにもいないが、もしも我々が互いに愛し合うならば、神は我々の胸に宿るのである。
額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。また健康な思想も頭脳に沸き得ない。
一生涯ひとりの異性を愛することは、一本の蝋燭が生涯燃えることと同じである。
女–それは男の活動にとって、大きなつまずきの石である。女に恋しながら何かをするということは困難である。だがここに、恋が妨げにならないたった一つの方法がある。それは恋する女と結婚することである。
人生とは幸福への努力である。
レフ・トルストイのすべての名言