レフ・トルストイ
1
愛は生命だ。私が理解するものすべてを、私はそれを愛するがゆえに理解する。
真実を語るのは実にむずかしい。青年でそれをできる者はまれである。
2
死の恐怖は、解決されない生の矛盾の意識にすぎない。
小さな変化が起こるとき、本当の人生が送られます。
愛とは、大勢の中からたった一人の男なり女なりを選んで、ほかの者を決して顧みないことです。
音楽ってやつは、それを作った人間のひたっていた心境に、じかにすぐ運んでくれるんですよ。
0
深く愛することのできる者のみが、また大きな苦痛をも味わうことができるのだ。
急いで結婚する必要はない。結婚は果物と違って、いくら遅くても季節はずれになることはない。
戦争というものは、最も卑しい罪科の多い連中が権力と名誉を奪い合う状態をいう。
愛は惜しみなく与う。
自分をその人より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。また、その人を自分より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。そうした時、人と生きるのがたやすくなる。
7
ああ、金、金!この金のためにどれほど多くの悲しいことがこの世に起こることであろうか!
芸術は技芸ではなく、それは、芸術家が体験した感情の伝達である。
人と一緒に暮らしている時は、あなたが孤独な生活で知ったことを忘れてはならない。また一人きりになった時には、人間との交流によって知ったことをよく検討してみることである。
不幸―─それはただ黄金をためす火にすぎない。
孤独なとき、人間はまことの自分自身を感じる。
他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ。
8
仕事に勤しむ民衆の生活が、生活そのものであり、この生活に含まれる意味こそ、真理そのものである。
動物は子孫をもうけ得る時期にだけしか交わりません。しかるに我々人間は、この忌まわしい万物の霊長はですね、快楽が得られさせすればかまわんというわけで、時と場所をわきまえません。
幸福な家庭の顔は、お互い似通っているが、不幸な家庭の顔は、どれもこれも違っている。
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