20代半ばからはフィジカルに関する知識も蓄積されてきたので、効率のいい練習メニューをこなすようになっていきましたが、「自分を追い込む」という基本は変わりませんでした。
魔裟斗
魔裟斗のその他の名言
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デビュー直後はとにかく試合に勝てばいい、勝てばチャンスがやってくると考えていたのですが、次第に「お客様に楽しんでもらいながら勝つ」というスタンスに切り替わっていきました。
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「弱い犬ほどよく吠える」という諺がありますが、それはまさにその通りです。20代前半の若いときは、とにかく虚勢ばかり張っていた。リングの上で睨みつけたり威圧したり、エラそうな態度をぶつけてみたり。
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もちろん年齢を重ねて、経験を重ねればそんな闇雲な練習はしなくなってきましたが、性分なんでしょうね、苦しくなければ練習じゃないと思っていましたからね。
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「勝ち方」にも、私なりの美学のようなものがありましたよ。お客様に盛り上がってもらうために、できれば倒して勝つことを常に狙っていました。
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私は1ラウンド目から全力を振り絞っていた。一日一日、体力が完全になくなるまで出し切るなんて、きっと他の選手はしないでしょう。ただ、そこが私と他の選手の違いでもあった。
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チャンピオンになった2試合は、印象深い試合でしたね。そもそも王者獲得がかかった試合というのは、目標としてきたことに手が届く寸前の試合ですから、他の試合とは意気込みが違う。
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見た人にとっても、1位であれば記憶に残りますが2位は記憶に残ることはない。「あ、そういえばいたね」という程度でしょう?意味がないんです、1位でなければ。