加藤諦三
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本当の原因は何か。そのことをハッキリ突き止めないと、物事の解決の解決は出来ません。
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真面目で無口だから不満でないと思っては、人を見間違えます。
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なぜ?と考えることは幸運の始まりです。
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いつもいつも悩んでいる人がいる。それはその時々の一番の大きなことに気を奪われるからである。その一番大きな問題が解決すればその次の大きな問題が最も深刻な苦しみや悩みになってくる。その人にとってその時点ではそのことが最も大きな問題だからである。その悩んでいることももしもっと大きな問題が出てくれば消えてしまう。
ごく普通の生活をする事は、なんでもないように思えますが、実は、大変な努力と心の成長を必要とします。
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心理的事実と客観的事実とは違います。人は客観的事実ではなく、心理的事実で生きています。長いあいだ、「醜いアヒルの子」で生きてきた人もいます。間違った思い込みで生きてきた人です。そういう人は、一人で勝手に悩んでいます。一人で悩みをつくって生きています。事実は違うのですから。
9
虐められたときは、戦うこと。
認める事ができない事を認める事。それで解決します。
2
嫌な情報は嫌な情報。嬉しい情報は嬉しい情報。それを区別できるようにすることが心の整理学。気にする必要のないものは捨てる。
将たる器という言葉があるが、将たるものは明確な意志を持ち、決断のできる人でなければならない。何事につけても「君に任すよ」と言いながらも、何事につけても不満な上役がいる。自分に意見があったうえで「君に任すよ」というのは相手に対する信頼感があるから言えることである。ところが、自分に意見がなくて、どうしていいかわからないから「君に任すよ」という上役がいる。こういう上役は要注意だ。上の人が自分に意見がなくて君に任すよというくらいなら、下の者としては隅々まで指図された方がずっとやりやすい。
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奇妙な事件が起きた時というのは、奇妙な人間背景が背後にあります。
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いじめる人間というのは、いじめる人を選びます。あなたが弱いと選ばれてしまいます。
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あまり立派で無理があると、裏で解決しなければならなくなります。
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今が幸せなら過去のことは全て許せます。
自分の心に正直に、ほとんどのことはそれで解決します。
がんを宣告されて死を意識したとき、病院からの帰り道に雑草が美しくみえた、空が輝いていた、家に帰ると妻が女神にみえた。そういった人もいます。逆に、すっかり落ち込んで、すべての人に憎しみを感じた人もいます。家に帰って妻を殺したいと思った人もいます。同じ言葉がまったく違って受け取られるのです。
人は、愛を求めているからこそ憎しみを持ちます。
自分に失望している人ほど、基準が高いです。
脅しには強く出ること。脅しに弱く出ると、際限も無く取られます。
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人が良いというだけでは、この世間では自分の身を守れません。
加藤諦三のすべての名言