加藤諦三
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子どもが親の役割を背負ってしまうことがあります。子どもの心は破壊されます。
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いま、「営業成績が思うように挙がらない」と悩んでいる人は、営業成績が思うように挙がらないという事実で苦しんでいるのではありません。いままでの生き方といまの心の持ち方が、悩みの原因なのです。そこを間違えると、死ぬまで悩みは解決しません。
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子供が親の代わりをしている、ということがあります。
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愛と不安と怒り、人の心の中には同時に矛盾した感情が発生します。
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出来れば、その場その場で感情を処理した方がいいです。小さなマイナス感情を積み重ねていくと、いつか爆発します。
同じ失敗でも、名声追求の過程で失敗した人と自己実現の過程で失敗した人では、その失敗によって被る心の傷がまったく違います。名声追求の過程で失敗した人にとって、その失敗は心理的に痛手ですが、自己実現の過程で失敗した人にとって、失敗はたんなる一つの体験にすぎないのです。「現実と接する」この一点を守ることで解決する悩みはたくさんあります。
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他人の感情のゴミ捨て場になってはいけません。
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「マネージャーに昇進したが、部下が思うように動いてくれない」と悩んでいる人は、「それで自分の価値がなくなった。その失敗で人間としての価値がなくなった。失敗した自分はダメな人間だ」と思っています。そう思うから悩んでいるのです。「部下が思うように動いてくれない」という事実で悩んでいるのではありません。
親の心の問題は、子供を通して現れて来ます。
依存心が強い人は、時に非常によく相手に尽くします。
子供には、いつでもどこでも」親に接することができる」という安心感が必要です。
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不機嫌な人は、甘えの欲求が満たされていない人です。
「はい!」「はい!」というビジネスマンは、物凄いストレスを日々溜め込んでいます。・・人を愛する「ゆとり」は、ありません。
心理的に健康な人は、失敗した自分をダメな人間だとは思わないで、そこから出発します。悩んでいる人と悩んでいない人の違いはそれだけです。失敗という体験に違いがあるのではなく、失敗という体験の解釈が違うだけです。
寂しい人は、ノーとはっきり言えません。ずるい人は、そのノーと言えない人を狙います。
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子供は正義では育ちません。自分の心を親が酌み取ってくれることで子供は成長します。
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全ての人に好かれたいと思うと限りなく深刻に悩みます。
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妄想を持った人の中には、甘えられないというよりも、甘えそのものを知らないという人が多いようです。
失敗しても、その失敗をどう次の成功に結びつけようかと頑張る人もいれば、座って嘆いているだけの人もいます。失敗に対する対処の仕方で、失敗は成功への一里塚ともなれば、泥沼にもなります。何が起きても「私はここから何を学べるか」と思う人は、最後には幸せをつかみます。起きた事態は勉強の教材みたいなものです。
前向きで積極的な人は、不必要に他人に関わっていきません。例え、親子であってもです。
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