加藤諦三
1
心理的に健康な人は、失敗した自分をダメな人間だとは思わないで、そこから出発します。悩んでいる人と悩んでいない人の違いはそれだけです。失敗という体験に違いがあるのではなく、失敗という体験の解釈が違うだけです。
人は、あなたの意識に反応するのではなく、無意識に反応するのです。
3
子供には、いつでもどこでも」親に接することができる」という安心感が必要です。
8
失敗しても、その失敗をどう次の成功に結びつけようかと頑張る人もいれば、座って嘆いているだけの人もいます。失敗に対する対処の仕方で、失敗は成功への一里塚ともなれば、泥沼にもなります。何が起きても「私はここから何を学べるか」と思う人は、最後には幸せをつかみます。起きた事態は勉強の教材みたいなものです。
他人の感情のゴミ捨て場になってはいけません。
子供は正義では育ちません。自分の心を親が酌み取ってくれることで子供は成長します。
22
寂しい人は、ノーとはっきり言えません。ずるい人は、そのノーと言えない人を狙います。
28
失敗をどう受け止めるかということが、人間をテストする最良のものだと、カーソンという人がいっています。彼は運について研究した人です。さらに彼は、もっとも成功した人は不運から人生をスタートしているといいます。失敗のなかで鍛えられ、自分を向上させる人もいれば、失敗に負ける人もいる。「この失敗のおかげでこんなにいいことがある」と思えれば、失敗は苦しみになりません。
4
出来れば、その場その場で感情を処理した方がいいです。小さなマイナス感情を積み重ねていくと、いつか爆発します。
2
情緒的に成熟しないで母親になると、母親にとっても子供にとっても悲劇です。
12
前向きで積極的な人は、不必要に他人に関わっていきません。例え、親子であってもです。
53
愚かな時、自然が制裁を加えます。
周りにどういう人がいるかで、その人が判ります。
6
あるアメリカ人の物語です。1831年、その人は事業に失敗しまた。32年、州議会選挙に落選しました。35年に恋人が死亡、36年に神経衰弱を患い、38年に州議会議長選挙に敗北。40年には大統領選挙人団の選に漏れました。43年には下院議員に落選しました。48年にも落選しました。54年、上院議員に落選しました。56年、副大統領選挙に落選。58年、上院議員に落選しました。そして、60年にどうなったか。その人はアメリカで最も尊敬される大統領になりました。リンカーンです。リンカーンはなぜ失敗に強いのでしょうか。なぜ奴隷解放という偉大な事業ができたのでしょうか。人を見ていないで、頂上を見ていたからです。人を見ていないで、自分の努力を見ていたからです。
10
子供をからかう人々は、親として自信がない人です。
14
子育てで子供を比較してはいけません。
人当たりのいい人というのは、多くの場合、要注意です。
愛と不安と怒り、人の心の中には同時に矛盾した感情が発生します。
失敗はたんなるひとつの体験です。「失敗した自分を人がどう思うだろうか」と考えるから悩みになるだけです。
27
依存心が強い人は、時に非常によく相手に尽くします。
加藤諦三のすべての名言